すでにレア化している「南部鉄器 極め羽釜」、
蒸気90%カットの「圧力&スチーム 真空熱封」も注目を集める

 次は、登場したばかりのハイエンド炊飯器のうち、店頭での反響が大きい2モデルを紹介しよう。内藤氏によると、最新のハイエンドモデルのなかでも特に目立っているものが2つあるという。

 ひとつは、象印マホービンの「極め炊き 南部鉄器 極め羽釜 NP-ST10」だ。羽釜形状の内釜に南部鉄器を採用したモデルで、同店の想定売価は約10万円となる。保温したご飯のおいしさを持続する「うるおい二重内ぶた」や、約15分で炊飯できる「白米特急」メニューなどを備える。「昨年登場した旧型番モデルがすごく売れて、まもなく登場する新型も予約を多数いただいている状況です。そのため、モノが全然なくて、すでにレアな存在になっていますね」とのことだ。

象印マホービン「極め炊き 南部鉄器 極め羽釜 NP-ST10」
[画像のクリックで拡大表示]

 もうひとつの注目株は、日立アプライアンスの「圧力&スチーム 真空熱封 RZ-W2000K」だ。土壁で熱を封じ込めるかまどの原理を追求した、真空断熱層による構造を採用した上位モデルで、取材時の価格は8万9800円だった。「IHとの相性がいい鉄釜を使っていて、米に効率的に熱が伝わるいっぽうで、蒸気を90%カットするので外に熱が出にくいという特徴もあります。日本穀物検定協会の食味官能試験でお墨付きをもらうくらい、味に定評があります。夏から安定して好評ですよ」という。

日立アプライアンス「圧力&スチーム 真空熱封 RZ-W2000K」
[画像のクリックで拡大表示]

●はみ出し情報…女性に人気のオプションは「米研ぎ棒」

 炊飯器のオプションアイテムとして定評があるのは、米研ぎ棒だという。内藤氏は「ネイルを痛めずにお米がとげるということで、特に女性に人気がありますね。あとは冬でも冷たくないので、導入するとなかなか素手に戻れなくなるかもしれません。数百円で買えますが、その効果はけっこう大きいと思います」と評価する。取材時、ヨシカワの「米研ぎ棒 YH8421」は398円で売られていた。

ヨシカワ「米研ぎ棒 YH8421」
[画像のクリックで拡大表示]

著 者

古田 雄介(ふるた ゆうすけ)

1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。「古田雄介のアキバPick UP!」(ITmedia PC USER)「インターネット跡を濁さず」(d.365)「ネットと人生」(インプレス シニアガイド)などを連載。