2012年8月30日、ついにソニー・コンピュータエンタテインメントからデジタルチューナーとメディアサーバー機能を搭載する「nasne(ナスネ)」(実勢価格1万6980円)が登場した。7月19日発売の予定だったが、一部の個体にHDDの破損が確認されたため発売が延期されており、満を持しての登場となる。“テレビ周辺機器”として見た場合にどれだけ使えるのか迫っていこう。

ソニー・コンピュータエンタテインメントが2012年8月30日に発売した「nasne(ナスネ)」(実勢価格1万6980円)
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 nasneは地上・BS・110度CSチューナーと500GB HDDを内蔵し、テレビ番組の録画ができるHDDレコーダーだ。ユニークなのはその外観と使い勝手だろう。

 外観はPlayStation 3を超小型にしたような流線形スタイルで、接続端子はアンテナ入力およびスルー出力端子、LAN端子、USB端子のみ。HDMI端子もアナログ端子も備えていない。アップルの超小型STB(セットトップ・ボックス)「Apple TV」ですらLAN端子とHDMI出力端子、光デジタル音声出力端子を備えているというのに、映像や音声を出力する端子が一つも備えられていない。

nasneの前面。電源ランプや録画状態を示すランプなどが配置されている。約43mmと、かなりスリムな筐体だ
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nasneの背面。接続端子はアンテナ入力およびスルー出力端子、LAN端子、USB端子のみで、HDMI端子もアナログ端子も備えていない
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 つまりnasneは、テレビに直接接続して利用するのではなく、ネットワークに接続して利用する機器ということだ。アンテナ入力端子から入ってきたデジタル放送を内蔵HDD(もしくは外付けUSB HDD)に録画し、LAN経由でテレビやPS3などから視聴するというスタイルになる。