ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回は、東芝のウルトラブック「dynabook R542」を紹介する。21対9という超ワイド液晶が特長の本機は、映画の視聴に最適だが、それだけのために購入するのは勇気がいる。独特な横長の液晶はビジネス用途でも生かせるのか!?

 仕事柄、毎年大量のパソコンをチェックし続けている。あまりにも見ている台数が多いと、値段が安いだけで特徴のないモデルには食傷気味になるものだ。普通の人がパソコンショップの店頭でA4ノートを買おうと思ったら、それぞれの違いがどこにあるのか見分けられず、どの製品を買うべきか迷ってしまうだろう。

 ところが、パソコンの世界にもたまに変わり種が登場して、思わずドキドキさせられてしまう。今回紹介する「dynabook R542」は、まさにそんな変わり種モデルで、ひと目見てほかのノートとは明確に違うことが分かる。基本的にはウルトラブックなのだが、液晶は21対9という、とんでもない縦横比なのだ。普通のパソコンは16対9なので、数字だけでも相当に細長いことが分かるだろう。

 実物を見ると、その細長さたるや、何とも妙な感じと言うか、新鮮と言うか。ともかく、閉塞感の漂う市場に一石を投じるという意味でも、こんな製品を世に送り出したことに拍手を送りたい。

 とはいえ、買って良いかどうかはまた別問題。厳しい視線でチェックしていこう。

dynabook R542は、超ワイドなモデルだがこの角度から見ると、普通のパソコンのように感じるかもしれない
[画像のクリックで拡大表示]
液晶を畳んで普通のウルトラブックと比べると、その細長さがよく分かる
[画像のクリックで拡大表示]
dynabook R631と並べるとスタイルの違いがよく分かる。背が低くて横に長いのだ
[画像のクリックで拡大表示]