30代、40代のビジネスパーソンを中心に、糖尿病や高血圧、メタボ、皮膚トラブルなどについて専門家に解説をしてもらう連載。今回は季節柄、もっとも気になる「熱中症と夏バテ」についてナビタスクリニック川崎 岩本修一先生(内科医)に解説してもらいます。

 総務省消防庁の発表によれば、2012年7月23日~7月29日の熱中症による救急搬送者数は、8600人を超えました。これは、前の週に熱中症による救急搬送者数が5600人超えたことを考えると、約1.5倍の増加になっています。

 今後も海水浴、キャンプ、野外イベントなど屋外でいることが増えていることも関係し、熱中症と夏バテはますます増えることと考えられます。そこで今回は、これらについて解説します。

2010年の熱中症による死亡者数は1718人

 多くのメディアで、子どもや高齢者への熱中症への注意喚起がなされています。でも実は熱中症は、ビジネスパーソンにとっても、あなどれない病気です。

 連日の残業で疲れているところに、暑いなかの顧客訪問。クールビズの時代とはいえ、相手によってはネクタイに上着が欠かせないことも多いのではないでしょうか?

 2010年の熱中症による死亡者数は1718人で、65歳以上の方が8割を占めます。一方、20~40代でも約100人の方が亡くなっているということを、心に留めていただきたいと思います(厚生労働省「平成22年の熱中症による死亡者数について」)。

Q1 熱中症ってそもそもなに? “分類”とは?

Q2 熱中症のキモは体温調節? 汗が重要なワケは?

Q3 熱中症の有効な治療方法、やってはいけないこととは?

Q4 暑い日に具合悪くなったらすべて熱中症?

Q5 「熱中症」ではない「夏バテ」に治療法はあるの?