Q4 アトピー性皮膚炎は子供の病気だと思っていた……。

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 その昔、「子供の頃に発症し、治療が正しければ成長につれて症状が軽くなる傾向にある」と言われていたアトピー性皮膚炎。乳幼児期は皮膚が弱いため、湿疹もできやすいのですが、成長とともに皮膚が強くなり、正しく治療していたらいつの間にかアトピーが治っていた、というのが一般的でした。

 ところが、近年、成人後に発症するケースが急増傾向にあるようです。しかも、アトピー性皮膚炎自体は子供でも大人でも基本的に同じはずが、大人は顔や首、頭にひどい症状が出ることが多い。なぜでしょうか?

 私が長年の治療の中で気づいたのは、大人でアトピー性皮膚炎になり、顔・首・頭にひどい症状が出ている罹患者は必ずと言っていいほど、ひどい肩こりがあり、頭皮も非常に硬くなっているということ。さらに、子供の頃からアトピー性皮膚炎の症状があり、本来、皮膚が強くなり症状が緩和されていくはずの中学生くらいになって、顔や頭に出る症状が重症化してきた、つまり、大人型のアトピーになってきたという場合、中学生にしてひどい肩こりを抱えていたりします。

肩こりと大人型アトピーの関連性はある?

 中学生といえば、机に向かう時間が長くなる頃。頭をちょっと下向きにする姿勢が増えますよね。頭はとても重く、それを支える首は、頭より細いため、下向き姿勢ではどうしても首に負担がかかり、首こり、肩こりの原因となります。

 社会人にもなれば、ストレスも急増。ストレスを抱えた人の多くは、背中を丸め、縮こまり、胸がしっかり広がるほど空気を吸い込むことは減って呼吸がやや浅くなっていることでしょう。猫背傾向だと首も下向き姿勢となり、首に対する負担も増えます。

 よって、私自身は、大人型アトピーにおいて頭・顔にひどい症状が出るのは、首や肩がガチガチになることと深い関係があると考えています。また、バランスの崩れた食生活も、悪化の一因となりえるでしょう。

 かといって、病院での治療以外に「マッサージに行かなければならない」わけではありません。もちろん、マッサージも良いですが、コリは毎日溜まるもの。週に1度のマッサージ通いより、自分で毎日するほうがよほど効果的だと考えています。