パナソニックが2012年7月に発売した「DIGA+ UN-JL10T1」(実勢価格7万9800円)は、同社が提案する新機軸のデジタルAV機器だ。「DIGA+(ディーガプラス)」というネーミングが物語るようにレコーダー関連製品なのだが、持ち運びできるバッテリー内蔵ディスプレイとセットなのがこれまでにないスタイルと言える。

パナソニックが2012年7月に発売した「DIGA+ UN-JL10T1」(実勢価格7万9800円)
[画像のクリックで拡大表示]

 ともすれば、チューナー部とディスプレイ部をセパレートにしたシャープの液晶テレビ「フリースタイルAQUOSシリーズ」にも似た製品のように思える。だがこちらはHDDレコーダーがベースになっているという点が大きく異なる。

HDDレコーダーにネットワーク対応10.1インチ防水ディスプレイが付属

 DIGA+はほぼ手のひらサイズのコンパクトなレコーダー部と、10.1インチ液晶を採用するディスプレイ部に分かれている。レコーダー部にはアンテナが付いており、有線LANに加えてWi-Fiに対応する。地上・BS・110度CSチューナーを2基搭載しているが、1基は録画専用、1基はディスプレイ転送専用となっており、2番組同時録画には非対応だ。320GB HDDを内蔵しており、DVDやブルーレイなどのドライブは搭載していない。

 レコーダー部はとてもシンプルなデザインになっており、前面にはなんの端子も備えられていない。一般的なレコーダーのように前面パネルが開く作りにもなっておらず、前面には電源ボタンとディスプレイ部をWi-Fiで接続するための「リンク」ボタンしか備えられていない。

レコーダー部の前面には電源ボタンと「リンク」ボタンが備えられている
[画像のクリックで拡大表示]

 背面にはアンテナ入出力端子のほか、ミニB-CASカードスロット、HDMI出力端子、LAN端子に加えて、USB端子も備えている。内蔵HDDに加えてUSB HDDの増設も可能だが、USB HDDへの直接録画には対応していない(内蔵HDDからのダビングのみ対応)。

レコーダー部の背面端子部
[画像のクリックで拡大表示]

 ディスプレイ部は静電容量式タッチパネル搭載の10.1インチ液晶を採用しており、IPX6(噴流に対する保護)とIPX7(浸水に対する保護)の防水性能を備えている。充電が可能なクレードルに加えて、お風呂などに設置しやすい吸盤付きのスタンドも付属している。

充電が可能なクレードルと、吸盤付きのスタンドを付属している
[画像のクリックで拡大表示]