ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はHPの激安複合機「Deskjet 3520」を紹介する。8000円を切る安さで無線LANと自動両面印刷に対応するこのモデル。使い勝手は至って普通で不満はないと言う戸田氏だが、気になるところもあるようだ……。

 プリンターの価格競争は今に始まったことではないのだが、最近は、機能の充実したモデルが恐ろしいほど値下がりしている。

 つい数年前に複合機が1万円台になって驚いていたのが記憶に新しいところだが、今回紹介するHPの「Deskjet 3520」は、無線LAN対応のワイヤレスプリンターで、かつ自動両面印刷に対応して7000円台という、あっけにとられるほどの安さだ。

 プリンターの場合、本体だけでなく交換のインクでも利益を上げているわけだが、それにしても安い。特に、枚数の多い書類を印刷する方は、両面印刷が非常に役立つだろう。荷物をおよそ半分に減らせる上に、紙の節約にもなるのでコスト削減につながるのだ。

 7月発売の最新モデルだが、早速お借りすることができたので、レビューしていこう。

 本体のスタイルは、基本的には四角い箱状。無駄な突起がなく、色も黒一色だ。最近流行中のカラーバリエーションなどは望むべくもなく、さすがに高級感には乏しいものの、思ったよりも安っぽくはない。予備知識なしで見たら7980円とは思えないだろう。質感にこだわらない方にはおすすめだが、天板がフラットな形状でしかも黒なので、ホコリが目立つ可能性は高い。

 対応する用紙はA4までとなっているため、本体はなかなかコンパクトで、底面積はA3用紙よりも少し大きな程度に収まっている。

サイズは、440×298×144mmとかなりコンパクトだ
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Deskjet 3520は、スキャナーやコピーとしても使える複合機だ
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ただし、利用時には紙をセットするので、この形で設置することになる
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プリントする際に排紙のステーを引き出すとこのように長くなり、奥行きは60cm近くに
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