「光るレインポップ」525円。大きさは幅3\.5×奥行き3\.5×高さ3\.3cmで、直径15~20mmの傘の柄に装着できる(画像クリックで拡大)

 傘の柄の先に付ける丸い形状のアクセサリー「レインポップ」シリーズに加わった「光るレインポップ」が人気を集めている。カゴメディア(東京都港区)が2012年6月1日に発売した商品だ。最初のレインポップは2011年2月に発売。シリコーン製なので取り付けた傘をテーブルなどに引っ掛けても滑り落ちにくく、傘立てで目立つことが受け、現在まで約20万個売れた。光るレインポップはさらに“発光”という機能をプラスした商品。発売後2週間で2000個以上売れているという。「従来のシリーズは12色展開だが、光るレインポップは単色で従来品の発売時をしのぐ勢い」(カゴメディアの名雲康晃社長)とのことだ。

 レインポップが誕生したきっかけは名雲社長が日ごろから傘に感じていたストレス。それはテーブルやカウンターに傘の柄を引っ掛けたとき、滑り落ちやすいことだった。そこで「傘の柄の部分に滑りにくいシリコーン素材を付けたら解決するのでは」と考えた。シリコーン部品の成型をする工場に依頼した試作品を見た時、そのキュートなルックスに「売れる!」と確信したという。これまで市場にないものだったので、「便利グッズ」というよりも「雨の日を楽しくするグッズ」というポジショニングのほうが受け入れられやすいと考えた。そこでキャンディーのように、店頭に並んでいるだけでカラフルで楽しい雰囲気を目指し、商品名も楽しさが伝わる「レインポップ」にした。

 光るレインポップは、レインポップ発売2年目を記念してラインアップに加えた商品。開発のきっかけは取引先との雑談中に聞いた「シリコーンと蓄光材は相性が良いらしい」という言葉。「光を蓄えて発光すれば暗い夜道でも安全だし、雨の夜でも楽しい気分で歩ける」と考えたという。苦心したのは、明るさの度合い。少し光るくらいでは楽しさがあまり感じられないが、蓄光剤を多くするとシリコーン素材の強度が落ち、原価も高くなる。試作を繰り返し、現状の混入率13%で落ち着いた。購入者からは「暗いところでも遠くから目立つので、暗い夜道で傘をさして歩いても安心」「光り方が面白い」という声が多いとのことだ。

(文/桑原恵美子)