彼の名前は栗原類(くりはら・るい)。1994年12月6日生まれ。日本人の母と英国人の父を持つハーフ。身長は178cm。

 幼い頃から現在のモデル事務所に所属。バラエティー番組への出演は、今年4月に放送された「アウト×デラックス3」(フジテレビ系)が初めてだった。「自分に自信がまったくない」と言い切るなどの言動が「芸能★BANG+」プロデューサーの目にとまり、6月12日・26日の回に出演。伏し目がちに話す様子や抑揚のないしゃべり方、ネガティブな発言などで共演者を驚かせた。放送後は一部のネットユーザーらが「顔以外お前ら」(イケメンな部分以外、オタクな属性を持つネットユーザーに似ている、という意)などと、共感や激励のこもった書き込みをした。

 実際に対面でのインタビューでは、「子どもの頃から事務所に所属していたけれど、仕事はあまりありませんでした」「まったくモテません。この髪型(現在は長髪)で、キモいと思われていると思います」「背があまり高くない自分がモデルとして使われているのは奇跡だと思います」など、テレビで見たとおりの「ネガティブ」な発言。ただ、本人は自分のことをネガティブだとは思わないという。

 「今の自分を変えるつもりはありません。ネガティブというよりも用心深い、考え深いタイプだと思ってもらえればと思います」(本人談)。事務所のマネージャーは、一風変わった彼の魅力について「周囲からネガティブと言われてもそれを欠点だとは思っていない。芯があって、自分の生き様がしっかりしている」と話す。

 2回目に出演した「芸能★BANG+」では、コラムニストの辛酸なめ子が「世の中の価値観を変える存在」とコメント。確かに、テレビの前でこれほど素をさらけ出す芸能人も珍しい。「個性」や「周りに流されないスタイル」などの言葉があふれかえる現代において、真の「個性」とは何かを改めて考えさせられる存在だ。

 取材申し込みや番組出演依頼が相次いでいるという今、「褒められることが増えたのでは?」と聞いた。返事は、「少しでも天狗になったらろくなことはありません。こんな特徴もない自分を褒めていただいてありがとうございますという気持ちです」。ネット上に書き込まれた「彼はこのまま変わってほしくない」というコメントに同意する人は多いはずだ。

「芸能★BANG+」出演後、それまで数百人だったツイッター(@Louis_Kurihara)のフォロワーが約9000人にまで増えた
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(文/小川たまか=プレスラボ)