ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はレノボのモバイルノート「ThinkPad X230」をレビューする。外観は同シリーズの流れを受け継いでいるこの製品だが、大きな進化(?)が1つある。長年ThinkPadを愛用してきた戸田氏は、その進化を受け入れられるのか!?

 ThinkPadシリーズは、ノートパソコンの中でも最も歴史ある1台だ。僕を含めたベテランユーザーに人気が高く、ビジネスの現場で見かける機会が多い製品でもある。

 古くから連綿と続くThinkPadシリーズの時流が、ここへ来て大きく変化した。ThinkPad X230では、これまでのシリーズと比べるとずいぶんと変わっているのだ。果たしてこの進化は受け入れられるものだろうか? 今回はそこにフォーカスして原稿をまとめていこう。

 ちなみに、同じように変わらずに進化してきたモバイルノートの代表選手がパナソニックのLet's noteである。こちらも、昨シーズン大胆な変革を遂げて、液晶がワイドになり、本体も薄くなった。とはいえ、ユーザーの気持ちもしっかりと つかんでおり、最大の特長とも言える堅牢性をはじめ、バッテリー駆動時間の長さなどは踏襲している。

 ThinkPad X230も、ぱっと見はとてもThinkPadらしい。全体に角張ったデザインは変わらず、かっちりとした印象。外装は、ピーチスキンと呼ばれるつや消し黒のしっとりとした塗装だ。キーボードやパームレストも黒のつや消しで、赤いトラックポイントがアクセントになっている。

ThinPad X230は新世代のモデルだが、たたずまいはとてもThinkPadらしい
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例によってピーチスキンと呼ばれるつや消し塗装が施されている
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