スマートフォンのアプリマーケットの先駆けとなった米AppleのiOS搭載機器向けアプリマーケット「App Store」。iPhone/iPadの世界的な販売好調に加え、単一のハードウエアによる開発のしやすさ、単一のマーケットによるビジネスのしやすさなどから、開発者の支持を集め、先進的なスマートフォンのアプリが集うスマートフォン最大のマーケットとしてのポジションを堅持している。

ユーザー、開発者の双方から支持を獲得

写真1●iOS搭載機器向けのアプリマーケット「App Store」
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 App Storeは、「iPhone」「iPad」「iPod Touch」などiOSを搭載した機器向けのアプリマーケットであり、特殊な操作をしない限り、一般ユーザーがiOS対応機器向けアプリを入手できる唯一のマーケットだ(写真1)。iPhoneを中心に、世界的にiOS搭載機器の販売が好調なことを背景に、規模の拡大を続けている。

 それを象徴しているのがアプリのダウンロード数だ。2011年1月には100億、2012年3月には250億ダウンロードを突破。1年余りでダウンロード数が倍増するなど、多くのユーザーに積極的に利用されている様子がうかがえる。2011年7月には、新たにアルジェリアやガーナなど33カ国でも提供が開始され、計123カ国・地域で利用できるようになるなど、マーケットの広がりを見せている。


写真2●AppleのWebサイトでは、App Storeで50万以上のアプリが入手できることをうたっている
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 App Storeに登録されているアプリの数も拡大を続けており、2010年12月には30万、2011年5月には50万を突破(写真2)。現在もその数は拡大していると考えられ、ユーザーだけでなく開発者からも、App Storeが高い支持を得ていることが分かる。

 App Storeが開発者から高い支持を得ている要因として、次の二つが挙げられる。(1)アプリをダウンロードするユーザーが多く、市場が大きいこと、(2)対応するハードウエアが限られるため、開発にかかる手間が少ないこと――である。