イングランド、ウェールズ、アイルランド、スコットランド……全土をほぼ網羅

 さて、ここで聖火リレーのルートを簡単に紹介しよう。聖火リレーのルートの詳細は、以下のサイトのマップがわかりやすいので、参照しながら以下の説明をお読みいただきたい。

■ロンドンオリンピック公式サイト:聖火リレールート地図
■英国営放送「BBC」局公式サイト:聖火リレールート地図
■ガーディアン紙公式サイト:聖火リレールート地図


蒸気機関車で聖火トーチを運ぶ (c) London 2012
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 聖火リレーのルートは英国各地の1000以上の主要都市や観光名所をまわるものになっている。

 ルートはほぼイギリス全土を網羅し、本土であるグレートブリテン島と周辺の英国領の島々(マン島、ガーンジー諸島、ジャージー諸島など)に住む人々の95%は、1時間以内で行ける場所に聖火リレーのルートがあることになっている。

 また、単にランナーが走るだけでなく、ルートのなかには、汽車やボート、気球を使って聖火トーチを運ぶなど、楽しい趣向もこらされている。

 聖火リレーは、イングランド南西部コーンウォールからスタートして、南の海岸沿いにエクセターまでいくと、今度は西海岸沿いにコースを変え北上、途中イングランド中部バーミンガムを経由して、ウェールズに入る。

 そのままウェールズ西海岸を北上し、イングランド北西部に到達すると、リバプールから海を渡ってマン島系由で、16日目の6月3日に北アイルランドのベルファストに入る。

 18日目には、隣国アイルランド共和国のダブリンにも寄り、続いてスコットランドへ。

 スコットランド第2の都市、グラスゴーからスコットランド北部のハイランドをさらに北上、23日目には北の果てのオークニー諸島やシェットランド諸島にも立ち寄る。

 24日目の6月11日は、インバネスからスコットランド東部を走っていく。

 そしてスコットランドの首都、エジンバラからイングランド北東部を南下、ヨークまで下りたところで、34日目の6月21日にはイングランド北西部の観光名所である湖水地方へ。 マンチェスター、リーズ、シェフィールドなどイングランド北部の主要都市をまわり、48日目の7月5日はイングランド東部のノーフォークから東海岸周辺を走り、中部を横切って再びイングランド南部の海岸沿いをめぐった後、じわじわとロンドンに近づいていく。

 聖火がロンドンに入るのは、64日目の7月21日になる。

 その後、ロンドン各地を1週間かけてめぐり、70日目の7月26日にロンドン南部のハンプトンコート宮殿からロンドン東部を目指してテムズ川をのぼっていく。

 そして、7月27日、開会式が行われるオリンピックスタジアムで最終聖火ランナーが到着することになる。

 その間の走行距離は8000マイル(約1万2800km)、総勢8000人がそれぞれ300mほどの距離を走って、リレーすることになっている。