「渋谷ヒカリエ」はJR渋谷駅東口の目の前にある。8路線が乗り入れる渋谷駅の1日の乗降客数は約300万人で、このうち約40万人が駅の外へ出て、42万人が駅に戻るという
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 2012年4月26日、東京有数の交通ターミナル拠点である渋谷駅前に大型複合施設「渋谷ヒカリエ」(以下、ヒカリエ)がオープンする。

 場所はかつて渋谷の情報発信基地となっていた「東急文化会館」の跡地。「プラネタリウムや映画館を備え、当時“生活文化と娯楽の殿堂”とされた東急文化会館のDNAを受け継ぎ、渋谷を日本一訪れたい街にしたい」(東急電鉄・野本弘文社長)。東急グループではヒカリエを現在進めている渋谷駅周辺開発のリーディングプロジェクトとして位置付けている。

 ヒカリエは地下3階~5階が東急百貨店による商業施設「シンクス」、6・7階はカフェ&レストラン、8階はアートスペースやクリエイター向けシェアオフィスなどを設けたクリエイティブスペース「8/」(はち)、9・10階はホール、11~16階が2000席規模のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」、17~34階がオフィスとなっている。

 劇場があることからも分かるように、施設全体のメインターゲットは「大人」。「かつては大人の街だった渋谷が若者の街となり、大人が行きづらい雰囲気になった。ヒカリエをきっかけに、幅広い世代の人々が渋谷に来てほしい」(東急電鉄・野本社長)という。

 ここでは商業施設「シンクス」を中心に紹介していく。


谷地形となっている渋谷駅周辺。東急では2000年に開業した「渋谷マークシティ」によって道玄坂の高低差を緩和して渋谷駅西口側のアクセスを改善したが、今回のヒカリエで渋谷駅と青山方面をつなぐ宮益坂方面のアクセスが改善される
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ヒカリエは2階部分でJR渋谷駅、地下3階で東京メトロ副都心線、田園都市線渋谷駅に直結
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11階~16階にある約2000席の劇場「東急シアターオーブ」は2012年7月18日開業。オープニング公演はブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」
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