掲載しているお坊さんは関東圏が半分で、残りがそれ以外の地域となっている。価格は1365円(画像クリックで拡大)

 美しいお坊さんが登場する書籍『美坊主図鑑』が話題を呼んでいる。宗派を超えた41人の意外な経歴や趣味などを語る珍しい内容に、2月末の発売からテレビ取材が相次ぎ、1万部の初版が残りわずかなところまで売れている。

 この書籍を企画したのは、廣済堂出版の高田順子氏。きっかけは高校生のときに修学旅行で訪れた円通寺だった。そこで話を伺ったお坊さんの1人がとてもハンサムで、お坊さんとはいろんな意味で男女を飛び越えた神聖なものだと感じことが心に残り続けていた。それから編集者として仕事をするなかで、いつかお坊さんを取り上げた本を出したいとは思っていたが、昨年の震災を機に出版へと動いた。

 「昔はお寺が地域のコミュニティーになっていて、人々の悩みをカウンセリングする場でもありました。しかし今の若い人にとってお坊さんは、お葬式くらいしか縁のない存在です」と高田氏。そこで若い人が興味を持つよう“イケメンなお坊さん”を本の入口にしたが、「イケメンに会うのが最初の目的でも、お寺の講和などに参加して心が安らぐきっかけになれば」と話す。

 若い女性がお寺を訪れる新しいガイド本としても注目を集めている。

(文/北本祐子)