鉛筆のようなシンプルで単純な構造にするため、キャップは外れない設計に。そのため、替え芯はキャップ中央部の穴から補充する。替芯には「キャンパス シャープ替芯」を使用(画像クリックで拡大)

 文具メーカーのコクヨS&T(大阪市)が2月10日に発売した、太芯シャープペンシル「鉛筆シャープ」が、発売1カ月で10万本を売り上げたという。この商品は、2011年1月に同社が発売した小学生向けの太芯シャープペンシル「キャンパスジュニアペンシル」をベースにして、大人向けにアレンジしたものだ。

 シャープペンシルの芯といえば日本では直径0.5mmが一般的だが、このシリーズは0.9mmと1.3mmの太芯を採用。鉛筆のような柔らかい書き心地と、芯が折れにくい効率性を両立したという。昨年に発売した「キャンパスジュニアペンシル」では、ターゲットだった小学生だけでなく、ビジネスパーソン、主婦やシニアまで、幅広いユーザーから「芯が柔らかくて書きやすい」「筆圧がなくてもしっかり書ける」と支持を得て、1年で累計約60万本販売という大ヒット商品となった。しかし、小学生をユーザー対象に開発していたため、本体はピンクなどポップなカラーのみのラインアップ。やがて「もう少し大人向けデザインのタイプが欲しい」というユーザーの声が数多く届くようになったという。

 そこで、今回は幅広いユーザー層に向け、本体デザインはシンプルなものに。色もダークグリーンやワインレッドなど落ち着きのあるシックな色が選ばれた。また軸の形状を、より手になじみやすく持ちやすい、丸みのある三角軸を採用。キャンパスジュニアペンシルでも好評だった柔らかい素材のエラストマー樹脂を使用して、指にフィットする握り心地を実現した。「軸がソフトなので握り心地が良い」「本体が落ち着いた色合いなのでオフィスでも使える」と、今回も同社の期待通りの評判だ。現在も販売実績は順調に推移しているという。前作以上にユーザーの幅が期待できるだけに、さまざまなシーンで重宝されそうだ。0.9mm、1.3mmそれぞれ2色の計4種類で各189円。同社ショッピングサイト「コクヨS&Tショーケース」のほか、全国の文具取り扱い店で発売中。

(文/梶 里佳子)