手になじむふっくらとしたフォルムの3タイプ。上からchocolate、strawberry、vanillaで、価格は各3150円(画像クリックで拡大)

 アイスクリームを食べようとしたら、冷え過ぎで固く、スプーンですくえなかった経験がある人は多いだろう。そんな悩みを解決する専用スプーン「アイスクリームスプーン」が売れている。

 素材にはアルミニウムを使用している。アルミニウムの熱伝導率の高さを利用し、スプーンを持つ手の体温でアイスクリームを溶かしながらすくい出せる。「15.0%」というブランドで販売しているが、この数字はアイスクリームの成分規格が乳脂肪分15%以上であることからつけられている。

 発案したのは一級建築士でデザイナーの寺田尚樹氏。「アイスクリームはカチカチに凍ったままでは食べづらい。でもやわらかくなるまで待っていたら、うっかり全部溶かすことも。そんな失敗もあって、冷凍庫から出したアイスをすぐに食べるための道具を考えようと思いました。建築家として仕事柄、普段から素材の特性をリサーチしていたので、熱伝導率の高いアルミニウムを使うことを思いつきました」と寺田氏。

 発売は2011年11月末。販売元のタカタレムノス(富山県高岡市)の菊池圭輔氏によると、月に600本売り上げているという。インテリアショップを中心に販売しているが、2011年度のグッドデザイン賞を受賞したことも追い風となり、3月末時点で需要に対し、生産が追いつかない状態だ。

(文/北本祐子)