そげる、たわむ、流れる……。そしてバストは二度と元に戻らない

 「美しくフィットするインナーウェアの商品開発には、身につける女性の体をよく知ることが何よりも大切」。ワコール人間科学研究所は1964年の発足以来、こうした観点から、毎年約1000人の日本人女性の人体計測(※)を続けている。半世紀近くにわたる蓄積データは、10代後半から60代を中心にのべ4万人以上、うち100人については30年間計測を続け、加齢による体型変化を追っている。「世界でも類がないデ-タ蓄積」(広報)という。

 その結果、統計データの分析から「加齢による体型変化」について、2つの事実が浮き彫りになった。

 1つは、「どんな女性でも、バストは同じ変化の段階を経てエイジングが進む」。すなわち下図のように、(1)上胸がそげる(2)バストの下部がたわむ(3)外に流れて、さらに下がる。乳房が大きくても小さくても、この順番通りに変化する。

 そして乳房には筋肉がないために「一度変化すると二度と元には戻らない」。これがもう1つの事実だ。

※世界共通の人体計測法、「マルチン計測法」で全身の158カ所を計る

STEP 0
丸みのある理想的なバスト。まだエイジングが進んでいない状態(資料提供:ワコール)
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STEP 1
まず上胸のボリュームが落ちる。エイジングが始まった状態(資料提供:ワコール)
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STEP 2
次にバスト下部がたわみ、乳頭が下向きになる。エイジングが進んだ状態(資料提供:ワコール)
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STEP 3
そしてバスト自体が下がり、外に流れる。エイジングがさらに進んだ状態(資料提供:ワコール)
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