ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏による連載。今回はエイサーのTimelineシリーズから「Timeline X AS3830T-F54D」を紹介する。価格は7万円台ながら高級感は上々、性能も拡張性も問題ない。にもかかわらず戸田氏が65点と評価した理由とは?

 エイサーのTimelineシリーズは、同社のモバイルノートとして代を重ねて進化を続けている。最大の特徴は、手ごろな価格ながら高級感のあるボディーと携帯性だろう。

 今回お借りした「Timeline X AS3830T-F54D」も、実売価格は7万円台と相当に手ごろだ。エイサーでよく採用されている、ディープブルーに塗装されたアルミ製の天板は、見た目の高級感と手触りの良さを両立させている。ボディーのほとんどが樹脂でできた格安のノートとは一線を画する完成度である。にもかかわらず、この価格に抑えているのはさすがにエイサーと言ったところだ。ただし、アルミはへこみやすいので、ぶつけないように気をつけたほうがいい。

 液晶は13.3型ワイドと、最近のモバイルノートに増えているサイズだ。表面は光沢のある仕上げなので、動画や写真を美しく表示できるが、仕事に使うには映り込みが気になる。

 微妙なのは重量だ。1.8kgは日常的に持ち歩くのがつらくなる人も少なくないだろう。ちなみに、僕の会社のスタッフはTimelineの旧モデルを軽々と持ち歩いている。体格や移動時間などによっても判断が分かれるところだが、日本では1.5kg以下が日常的に持ち歩くパソコンの目安となると思う。本モデルは、セミモバイルと考えるほうが良さそうだ。

Timeline X AS3830T-F54Dは、13.3型液晶を搭載するセミモバイルノートだ
[画像のクリックで拡大表示]
アルミの天板は、“エイサーブルー”とでも言うべき青に塗装されており、とても高級感がある
[画像のクリックで拡大表示]