FacebookやGoogle+などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が流行っている。利用している人も多いはずだ。しかし、オープンすぎるSNSになじめない……と、拒否感を持つ人も少なからずいるはず。かくいう筆者もそんな1人である。最初は楽しんでいたのだが、徐々にオープンSNSならではの“足かせ”を感じるようになってきた。最大の理由は、SNS上に生まれつつある複雑な人間関係にある。

 最初は仲のよい友人だけだったSNS内の友達も、気づけば仕事上の関係者、さらには読者の方まで広がってきている(基本的に登録を求めてきた人は全て許可している)。こうした多岐にわたる人に向かって、何を語ればいいのか……と考えると、なかなか情報を発信する気にならない。その結果、登録者からの投稿を確認する、“受信専用”の運用が中心になってしまうのだ。

 そんな“SNS疲れ”ともいえる状況に、新しい方向性を感じさせてくれたサービスが「Path」だった。Pathは、Facebookのプラットフォームを担当したデイブ・モリンが最高経営責任者(CEO)、Napsterの創業者ショーン・ファニングが共同創設者のベンチャー企業。2010年に創業し、2011年11月にPathアプリが2.0にメジャーバージョンアップを果たすと、注目が一気に高まった。

 Pathが掲げるコンセプトは、「親しい人と、スマートに日常を共有する」こと。このため登録できる友人は、最大で150人に限定している。何人でも登録できるFacebookとは違い、ごく限られた親友、恋人、家族とだけ日常を共有する“プライベートSNS”というわけだ。

最大150名の小規模な人数での利用を想定したSNS。スマートフォンに特化した設計、投稿に利用するボタン周り、投稿した内容を一覧表示するタイムラインなど、洗練されたユーザーインターフェースが特徴だ
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