30代、40代のビジネスパーソンを中心に、糖尿病や高血圧、メタボ、皮膚トラブルなどについて専門家に解説をしてもらう連載。今回は、耳にする機会は多いものの、実は正しい知識が普及していない「インフルエンザ」について、東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 助教 原田壮平先生に解説してもらいます。

誤解されている? インフルエンザという病気

 「インフルエンザにかかるとしばらく高い熱が出てつらいんだよなあ……。会社も休まなきゃいけないし。あ、でも最近は確かインフルエンザの特効薬があって使うとすぐに良くなるんだっけ?」

 「冬に高い熱が出たら病院に行ってインフルエンザの検査を受けて陽性ならば薬で治療」「陰性ならばインフルエンザじゃないから普段通り会社に行ってもOK」

 こんなふうに思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかしこのような単純なとらえ方は誤りで、インフルエンザの感染拡大防止という観点からも問題があります。

 今回はみなさんがよく名前を知っている病気でありながらいま一つ正しい知識が普及していない「インフルエンザ」について解説いたします。

 なかでも毎年冬場に流行する「季節型インフルエンザ」についてです。ただし、2009年に流行した「新型インフルエンザ」は、2010年の冬場にも流行が見られ、現在では季節型インフルエンザウイルスの一つとして扱われるようになりました(関連リンク)。

Q1 インフルエンザってどんな病気? カゼとはどう違うの?

Q2 かかったかどうか、治ったかどうか、病院で検査したほうがいいの?

Q3 インフルエンザにかかったら薬で治療したほうがいいの?

Q4 インフルエンザに「かからない」「うつさない」ためにはどうすればいいの?

Q5 インフルエンザの予防接種は受けた方がいいの?