さる12月1日、大学生らに対する会社の採用活動が解禁された。

 今年の就活で大きなポイントとなるのは、ツイッターやフェイスブックなどのSNSを利用した就活、いわゆる「ソーシャル就活」だ。

 日経トレンディでは12月6日、ニフティ株式会社が開催した就活トーク&交流会「就活力アップの秘訣は、ソーシャルメディア活用にあり」イベントに協力。同イベントでは、就活の専門家や内定済みの大学4年生が「ソーシャル就活」の実態や秘訣を存分に語った。そこでイベント内容を前編、後編に分けて紹介する。

 今回の後編では、実際にツイッターやフェイスブックを駆使して内定を獲得した大学4年生3人に、利用実態や秘訣について聞いた内容をお伝えしよう。

ソーシャル就活トークは、ニフティが運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」で行った

ツイッターを使って社会人に出会うのがポイント

 ソーシャル就活で成功した学生の話を聞くと、活用の秘訣は期せずして共通していた。それは、OB訪問の代わりにツイッターを使うことだ。

 就職サイトの運営会社に就職する佐野創太氏は、最初に、志望会社に勤める社会人ユーザーをツイッター検索で探し出してフォロー。次にリプライ機能を使って、「○○大学の佐野です。いま就活をしているので、もしよろしければ会っていただけませんか」というメッセージを送り、社会人訪問につなげていった。「ツイッターを使うことで10人以上の社会人と会えて、会社説明会では聞けないような詳しい話もじっくりと聞けた」(佐野氏)。

 ネット大手に就職する吉田将人氏は、別の意味で徹底している。同氏は就活とは別に、ツイッター上で興味深いユーザーを見つけると会いに行ったり、ユーザーの集いを開いていた。「僕自身が『世間知らず』だったので、ツイッターを使って人に会うことで、世間を学ぶことにした」(同氏)。ツイッターを介して、学生と社会人合わせて300~400人に出会ったという。

 こうした行動が結果的に、その人が働いている会社や業界のことを知る「業界分析」につながって就活にも役立ったと、吉田氏は振り返る。

ネット大手に就職する吉田将人氏