カファの浦野剛氏、植山なぎさ氏に新商品について聞いた

 19世紀に生まれたノートブックの継承者、モレスキン。丸い角を持つ黒のシンプルな長方形、ノートを束ねるゴムバンド、そして内側のマチ付きポケットを持つノートブックを核に、近年ラインアップを強化。2009年以降、「ピーナッツ限定版モレスキンノートブック」「モレスキン限定盤スターウォーズ」など世界中のさまざまなカルチャーとコラボレートした限定ノートブックを発表。2010年には「書く(描く)」という行為をサポートしてきたモレスキンが、「印刷する」「収納する」「整理する」「伝える」というアクションをサポートするアイテム「フォリオコレクション」もラインアップに追加。さらに2011年は、「ノンペーパーコレクション」として、「ライティング コレクション」「トラベル コレクション」「リーディング コレクション」を発売。その可能性を大幅に広げてきた。

 日本総輸入代理店、カファの浦野剛氏によれば、「モレスキンのプロダクツにおいて、黒が核なのは変わりませんが、過去のストーリーにとらわれず、現代の生活にあったものを作っていくという方針があります。カラーやサイズのバリエーションを広げ、付箋やペンなど、筆記にまつわるアイテムを増やしているのは、こうした考えがあってのことでしょう。過去のストーリーを大切にしながら、自分たちで現代のストーリーを作り出していく」という姿勢がある。

 日本ではノートブックブランドとしての地位を確立している感があるが、さらに、「モレスキンダイアリーのポジショニングをしっかりしたいと考えました」(浦野氏)という。そこで2012年、日本でのモレスキンダイアリーとして打ち出したのが「シンプリシティ」だ。

 「デジタルが便利な時代だからこそシンプルでいいのではないかと考えています」(浦野氏)。

 モレスキンはデジタルとの共存も強く意識。機能性や情報量よりも、デジタルが発達してきたことにより、多くの人がデジタルとアナログを使い分けて併用していると考えている。例えば電車の情報などは、ナビゲーション機能もあるデジタルデバイスのほうが便利だろう。だから、シンプルさを追求し、書き込む自由を楽しんでもらおうということだ。

 今年は定番商品「スケジュール+ノート」はもちろんのこと、新商品の人気がとても高い。2012年版として9月から展開されているダイアリーの新作は3タイプで、プロフェッショナル向けの2タイプ「アクションダイアリー」と「タスクマスターダイアリー」、見開き2週間のウィークリーダイアリーが特徴の「カイエ」2タイプ、そして「ピーナッツダイアリー」2タイプ(各2サイズ)。このうち「アクションダイアリー」と「タスクマスターダイアリー」、「ピーナッツダイアリー」がほぼ完売状態。オフィシャルサイトでは「カイエ」と、「ピーナッツダイアリー デイリー ポケット」がわずかに購入できる程度という人気ぶりだ。

 その人気商品を含め、今年注目のモレスキンのダイアリーを紹介する。

ノンペーパーコレクションでも特に人気のペンシリーズ。ABS樹脂 マットブラック仕上げの「ローラーペン」は細字(0.5mm)、太字(0.7mm)ともに1785円。銅、アルミニウム マットグレー ラッカー仕上げの「メタルローラーペン」は細字、太字ともに5880円
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フォリオシリーズの「付箋セット フルカラー」と「付箋セット セミカラー」。ともにサイズはボックスサイズ(ポケットサイズにちょうどいい9×14cmの表紙)で987円
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ポケットサイズで軽量! デジタル機器と併用しやすいウィークリー ダイアリー
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とにかくシンプルで書きやすい見開き1週間のバーチカル(完売)
アクションダイアリー&タスクマスターダイアリー

ピーナッツシリーズにダイアリーが登場!(デイリー ポケット以外完売)
ピーナッツダイアリー スケジュール+ノート&デイリー

定番ながらデジタル機器と併用しやすい年間スケジュール管理用
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