――どんな音楽に影響を受けているのでしょうか?

あっこ「私はザ・フーが好きです」

きさ「ビートルズ。邦楽も聴きます」

――なるほど、分かる気がします。HAPPY BIRTHDAYの曲は、いまどき珍しい、内面を掘り下げた恋愛論が展開されていますね。アルバムの楽曲はすべて、きささんの世界なんですか?

2人「はい、そうです」

――あっこさんは、読んでいて「あ、そこは私と違うな」と思う箇所はない?

あっこ「ありますよ。自分の状況によって変わりますね。どんピシャのときもあります」

――「違う」と思うときはドラムスでも力を抜くんじゃないですか?

あっこ「それはないです(笑)」

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 メジャーデビューアルバム『ファーストキス』の歌詞は、いろいろアンダーラインを引きたくなる箇所が多い。これは、最近の自分としては割と珍しいことだ。「わたしは社会のごみか、かすだ/何もできることがない/周りの人がみな輝いて見えた(しゃかいのごみのうた)」「好きって言ってほしいだけの歌/ただそれだけの歌(SHIT!)」「ねむーんごろーんだるーん(特別な日々)」「辛いなあ痛いなあ苦しいなあ/それでいいのだ(こころの王様)」。

 

――あなたたちは正直にコンプレックスと向かい合おうとしているところが新しい。コンプレックスはありますか?

きさ「昔はコンプレックスの塊で、前を向けなかったんですが、今は少しずつ克服するためにはどうしたらいいか、考えてはいますね」

――例えばどんなコンプレックス?

きさ「いっぱいあるなあ。かわいい顔に生まれなかったこと。それが一番ですね」

――かわいいですよ。

きさ「いえ、それが私の一番のコンプレックスです。外見のコンプレックスは昔から、ずーっとあって」

あっこ「私はですね、いつも後先考えずに行動して、その瞬間に生きるのはいいけど『ちょっと考えなさすぎでしょ』ということをたくさんしてきている。そこが長所でもあり……と思おうとしているんですが」