味気ないビニール傘をポップでキュートにアレンジできる「カサデコシール」(オープン価格)(画像クリックで拡大)

 日本で売られているビニール傘は、年間6000万本。そのうち約80%に当たる4800万本が出荷から1年以内に破棄され、そのほとんどは埋め立てられているという。手軽で便利な反面、すぐに捨てられてしまいがちなビニール傘を、少しでも大切に長く使ってもらえたら――。そんな願いを込めてエーワン(東京都千代田区)が開発したのが、「カサデコシール」だ。

 この商品は、その名の通り、傘を「デコる」シール。傘のカバー部分や持ち手に貼ることによって、ビニール傘を自分流にアレンジできる。動物や音符、ハートのシルエットなどのかわいいものから、和モダン風の切り絵をイメージしたスタイリッシュなものまで、デザインも豊富。やわらかく強粘着の素材を使用しているため、はがれにくく、傘の動きになじむのが特徴だ。6月にテスト販売した際に、シールというジャンルでは異例の40冊を売り上げ、9月の全国販売が決定した。メディア掲載数も1カ月で25件以上にのぼり、販売店からの問い合わせも増えていることから、今後のヒットが期待できそうだ。

 「女性のお客様にはもちろん、男性からも『男性向けのデザインを作ってほしい』などのリクエストをいただいており、好評です。置き忘れ防止につながったり、家庭で使われずに眠っているビニール傘を再活用したりと、このシールが傘を大切に使うきっかけになればいいですね」と話すのは、担当の竹之内巴那さん。世界に1本しかない自分だけのビニール傘を作れたら、雨の日も楽しく過ごせるに違いない。

(文/荒井奈央=アジト)