今回のゲームショウで楽しみにしていたのがPlayStation Vita(以下PS Vita)だ。PSPの進化版である携帯ゲーム機として、どんな魅力を持っているのか興味津々である。早速会場と同時にブースへと駆け込んだのだが、とにかく混雑しており、二人一組で簡単なゲーム「ウェルカムパーク」を試してみることしかできなかった。

 確かにPSPに比べると圧倒的な進化を遂げており、画面は5型と一回り大きく、静電容量のタッチ操作に対応する。背面までタッチパッドになっていて、両手でホールドしたまま、タッチ操作ができるのは新しい感覚だ。

 PSP同様のコントローラーやボタンもついており、もはや操作系は“全部入り”である。ゲームタイトルによって使う操作体系が異なるのだろうが、この種の複雑系の進化が果たして受け入れられるのか、ちょっと疑問を感じてしまった。

 あえて言うなら、爆発的な勢いで普及するスマートフォンを驚異に感じ、その操作性や機能をとにかくすべて取り込んだ――そう思えてしまうのだ。

 複数のボタンを超絶に押しまくって、モンスターを狩っていく楽しさは、ひたすら簡単さを目指したタッチ操作とはやはり別物であろう。PSPの魅力とは逆行しているように思えるのは僕だけだろうか。

製品名:PlayStation Vita
発売日:12月17日
メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン

PS Vitaのブースは大人気で、長蛇の列。体験できる台数も少ないので、長時間待ちは必至だ
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二人一組で体験するというのは苦肉の策か。一人で出かけていれば知らない人とペアにされる
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