LUMIX GF3は、LUMIX GFシリーズの第三世代。さらにコンパクトになり、機能もブラッシュアップされている。本体重量は、薄型パンケーキレンズ「LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.」を装着してもたったの約319gと非常に軽量。一般的なコンパクトデジカメと大きさもさほど変わらず、ハンドリングに優れている。

 撮像素子には有効1210万画素、4/3型Live MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンFHD」だ。新技術の「3DNR処理」は平坦な部分には強めのノイズリダクションをかけ、輪郭などのエッジ部分を分けて処理するため、立体感や解像感を保ったままノイズの目立たない画像を実現するという。

 操作は、ボタン操作よりもタッチパネル重視。モードの切り替えなどはすべてタッチパネルだ。とはいえ、頻繁に使用する機能は十字ボタンに割り当てられている。コントロールダイヤルも搭載され、露出補正など変更も簡単。タッチフォーカスエリアもフルエリアタッチフォーカシングになり、画面の隅でもAFでピント合わせが可能だ。また、新機能「ピンポイントAF」を搭載し、まつ毛などの細かい部分にも正確にピント合わせができるようになっている。

 ボディーは、男性には少し小さく感じるかもしれないが、グリップ感もしっかりしており、軽いレンズを付けるには問題ない。ボタン類での設定に慣れていると、タッチパネルを使ってのメニュー操作はやや煩わしいかもしれないが、GF3では十字キーやコントロールダイヤルも併用できる。唯一、ホットシューがなくなり、水準器などを装着できなくなった点は残念だ。

 GF3には「おまかせiA」に加え「iA+」が搭載され、よりイメージに近い写真に仕上げることが可能になった。これを利用すれば、最適なシーンモードをカメラが自動認識した後で、「明るさ」「色温度」「ボケ味」を自分で調整できる。「もう少し明るければ」や「もう少し、暖色であれば」と思ったときに細かい調整ができるのはありがたい。

 さらに、GF2に搭載されていた「マイカラーモード」は、GF3では「クリエイティブコントロール」に名称が変更され、アートフィルターの種類も変更された。「ポップ」と「レトロ」以外は新規のフィルターで、「ジオラマ」も追加されている。

 画質に関しては、スタンダードで撮影すると、実際の被写体よりは少し鮮やかになる傾向がある。解像感もあり、さすがミラーレス一眼、コンパクトデジカメとはひと味違う印象だ。また、GF3は、GF2と比べて高感度性能に大幅な改善が見られる。GF2ではISO800でもノイズが発生していたが、GF3のISO800は普通に使用できるレベル。細かく見るとノイズが気になる場合もあるものの、ISO1600くらいまでなら常用範囲と言える。ISO3200以上になるとノイジーになり、カラーシフトも見られるので、基本的にはISO1600くらいまでで撮影するようにしたい。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、LUMIX DMC-GF3の実力をじっくり見定めてほしい。

パナソニック
LUMIX DMC-GF3
実売価格:6万1500円前後(レンズキット)
6万5000円前後(ダブルレンズキット)
発売日:2011年7月8日
有効画素数 約1210万画素
光学ズーム 3倍(DMC-GF3W付属レンズ14-42 mm/F3.5-5.6装着時)
記録メディア SDカード(SDHC、SDXC対応)
液晶 3.0型 広視野角 TFTタッチパネル液晶(約46万ドット)
最高ISO感度 6400
●撮像素子:4/3型Live MOSセンサー(約1306万画素)●最大記録画素数:4000×3000●連写:最大3.8コマ/秒●動画:1920×1080(30fps)●バッテリー:専用充電池(DMW-BLE9)●サイズ:幅10.77×奥行き3.25×高さ6.71cm●重さ:約222g(本体のみ)

●撮影モード:フォトスタイル「風景」●絞り:F7.1●シャッター速度:1/500秒●ISO感度:160●焦点距離:14.0mm(35mm判換算:約28.0mm)(画像クリックで拡大)