2011年上半期には新たな切り口の白物家電が相次いで発売され、話題となった。そこで、連載「違いがすぐ分かる!家電コンシェルジュ」でおなじみの神原サリー氏が、新たな機能や使い勝手、省エネ性、デザインなどの観点から「“ワザあり白物家電”ベスト5」を選出。それぞれの魅力について解説する。

【1位】扇風機「GreenFan2」(バルミューダ)

風の質、省エネ性、静音性、デザイン…
どれをとっても満足度の高い扇風機

「GreenFan2」(バルミューダ)。実勢価格は3万4800円(画像クリックで拡大)

 モーター音の静かさに加え、不快感のない“当たり続けられる風”を送りだすバルミューダの扇風機「GreenFan2」は、文句なしに上半期のベストワンといえるだろう。

 2010年春に登場した初代GreenFanも2重構造の羽による面の風を大きく拡散させ、遠くまで運ぶという点で「風の質」は変わらなかったが、デジタルモーター特有のジリジリ音がネックだった。リニューアルモデルとなる「GreenFan2」ではこの欠点を解消すべくメインのモーターをチェンジし、弱モードでは28dBから13dBとほとんど音がしないレベルになり、使用感が格段によくなった。

 音の問題を解決した結果、2010年モデルでは弱で4wの消費電力量だったのが、さらに少なくなって3wになるというおまけがついた。使い勝手の点でもリモコンを付属し、就寝時には扇風機本体のインジケーターのグリーンの明かりを消すこともできるようになっている。

 節電が叫ばれるなか、3wの低消費電力に注目が集まっているが、自然の風と変わらない心地よい風を送りだす高機能扇風機という点で、3万4800円という価格が高すぎると感じない満足度の高い1台だ。

内側と外側から発生する風に大きな風速の差を作り出す2重構造の羽が“面”の風を作り出す心地よさの秘密(画像クリックで拡大)

中間のポールを取り外すとフロア型からデスクトップ型に。左右に60度、上下に42度の調整が可能なので、冬場は暖房効率を上げるためのサーキュレーターとして使える(画像クリックで拡大)