防水・防塵・耐衝撃仕上げのコンパクトデジカメ。タフネスなデジカメは多く存在するが、「RICOH PX」は、コンパクトなボディーに加え、シンプルなデザインとおしゃれなカラーが特徴となっている。ボディーカラーには、ライムグリーン、シャンパンシルバー、ブラックの3種類がある。

 撮像素子には、1/2.3型の有効約1600万画素のCCDを搭載。画像処理エンジンは、Smooth Imaging Engine IVだ。レンズは、35mm判換算で28mm~140mm相当をカバーする光学5倍のズームレンズ。光学ズームとオートリサイズズームを組み合わせることで、最大で1000mm相当の画角を得ることができる。開放F値はF3.9(W)~F5.4(T)となっており、広角端は一般的なコンパクトデジカメと比べるとやや暗めだ。

 操作は直感的にできる印象。ボタンが少ないので、操作で迷うことはまずなさそうだ。ストロボのON/OFFがレバーでできるのは特に便利だと感じた。撮影は基本的にオートでOK。6つの被写体を自動的に認識するので、シャッターを切るだけできれいに撮影できる。また、PREMIUMボタンを押せば、28種類のプレミアムショットモードを選択することも可能だ。

 もちろん、タフネス性能も充実しており、水深3mの防水性能に加え、防塵性能、高さ1.5mからの落下をクリアした耐衝撃性を備える。実際、作例の撮影日は雨だったが、安心して使用することができた。

 画質に関しては、このクラスのカメラにしてはシャープで解像感も十分。ただし、被写体とハイライト部分にパープルフリンジなどが確認できるものもあった。色味は実際の被写体よりも少し鮮やかな印象だ。また、高感度性能は、ISO800くらいまでが常用範囲だろう。ISO1600になるとノイズが目立ち始める。とはいえ、シャープネスはさほど失われないので、被写体と撮影条件を見ながら設定したいところだ。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、RICOH PXの実力をじっくり見定めてほしい。

リコー
RICOH PX
実売価格:2万7000円前後
発売予定日:2011年6月24日
有効画素数 約1600万画素
光学ズーム 5倍
記録メディア SDカード(SDHC対応)、Eye-Fiカード(X2シリーズ)
液晶 2.7型ワイドTFTカラー液晶(約23万ドット)
最高ISO感度 3200
●撮像素子:1/2.3型CCD(約1640万画素)●最大記録画素数:4608×3456●レンズ焦点距離(35mm判換算):28~140mm●開放絞り値:F3.9~F5.4●最短撮影距離:3cm●連写:最大1枚/秒●動画:1280×720●バッテリー:専用充電池(DB-100)●サイズ:幅10.0×奥行き2.13×高さ5.5cm●重さ:136g(本体のみ)