ビニール傘でも雨除けの用は足せる。ちょっといい傘でも、オトコの場合は黒っぽい傘が1本あれば済む。一方、オンナモノは、オトナ傘も「かわいい」がトレンド。ファッション雑貨の仲間入りを果たした新しい感覚の傘が注目を集めている。今年に入ると、デザイナー気分でパーツを選ぶ「傘のカスタマイズ」が人気上昇中だ。彼女へのギフトでオトコの株価を上げるべく、女性が喜ぶ“傘のツボ”を知っておきたい。

オトコの場合、「傘は黒っぽいのが1本あれば済む」のだが……

 秋葉原~御徒町間のJR高架下に、「ものづくり」をテーマにした商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」(※)が2010年12月にオープン。革小物や帽子、ジュエリーなど、初出店を意気込む新興ショップが軒を連ねるモールに、幅広い年齢層の客が訪れる。そのなかで、特に女性目線による商品企画で人気を集めているのが、傘のカスタマイズ専門店「Tokyo noble(東京ノーブル)」だ。

※施設名は、東京駅から2.54kmに位置することを示す鉄道用語に由来。現在32の工房兼ショップが営業し、今年9月には御徒町側にさらに伸びて、17店舗が新規オープン予定。

傘のカスタマイズ専門店「Tokyo noble(東京ノーブル)」。秋葉原~御徒町間のJR高架下に2010年12月オープンした商業施設「2k540」内に初出店(画像クリックで拡大)

Tokyo noble店内。クレヨンのような色ぞろえと、アクセサリーのように並ぶ「持ち手」の種類の多さにまず目を奪われる(画像クリックで拡大)

傘をかわいく見せる「持ち手」も、傘のファッション性を高める重要なファクター(画像クリックで拡大)

「骨組み、生地、持ち手、飾り房」の組み合わせを自在に選べる

 店内では、傘というのにクレヨンが並んだような色ぞろえ、そして種類豊富な「持ち手」の華やかさにまず圧倒される。ディスプレーの傘は、あくまでもパーツを組み合わせた“参考例”だ。Tokyo nobleのウリは、「客がデザイナー感覚で組み合わせを選ぶ、傘のカスタマイズ」である。

 オプションのあまりの多さに女性客は悩みまくるらしい。1回2時間の滞留はざら。購入客の半数は1度の来店で決まらず、2度、3度と足を運ぶそうだ。

 傘の形を決める骨組みは、長傘(2種類)と折りたたみ傘(2種類)で計4タイプ。そして生地(無地77色・柄物20~30種)、持ち手(アクリル、合皮巻き、竹、籐、真ちゅう)、タッセル(飾り房)を選ぶ。さらに長傘は身長に応じて、持ち手と先端部分を短くカットすることもできる(所要1時間以内)。価格は、長傘・折りたたみを問わず、無地6300円、柄物7350円。使い込んだ後、骨の交換や、生地・持ち手だけを取り替える修理も可能とのこと。