「スマートライフ」といわれて、どんな生活スタイルを思い浮かべますか。
 スマートという単語には、賢さや、シンプルで無駄を省いて、より環境負荷の少ない生き方などの意味合いがこめられていると考えます。さらに、3.11の東日本大震災を経て、私たちは、自分たちの暮らしを互いに支え合う「絆」を強く意識しました。個と個、家族、地域社会、広く世界の国々とつながっている絆を実感したのです。

 そして私たちは、日々の暮らしのさまざまなシーンで、より良いあり方を模索するようになりました。一人の力は小さくても、だれかのために、今できることを。そうした、社会貢献的な意識は、ビジネスのスタイルや、消費スタイルにも影響をみせはじめています。必要ないものを買わない、借りられるならシェアする、買うならだれかの役に立つものを。そうしたエシカル(倫理的=環境保全や社会貢献)であろうとする活動が、これからの消費スタイルの、大きな潮流になっていくのでしょう。

 このコーナーでは、社会貢献や地域、家庭などに、よりエシカル(倫理的=環境保全や社会貢献)であろうとする意識をもって活動している著名人やアーティスト、サービスを展開する企業の方々に、NHK-BS1の「きょうの世界」で3月まで5年半キャスターを務めた丁野奈都子さんがインタビューしていきます。

♪そうだ うれしいんだ/生きる よろこび/たとえ胸の傷がいたんでも
♪なんのために生まれて/なにをして生きるのか/こたえられないなんて/そんなのは いやだ!

 赤ちゃんから大人まで、誰もが知っている、アンパンマン。おなかを空かせた人がいると、自分の顔を食べさせてしまう、心優しいヒーローです。そのテーマソング「アンパンマンのマーチ」の歌詞は、実はたいへん奥深く、胸に響き、私も大好きです。東日本大震災のあと、リクエストがラジオ局に寄せられ、それを聞いた人たちが元気をもらったと話題になりました。動画投稿サイトの「Youtube」にアップされたオープニング動画の再生回数は1000万回を超えています。なにが人々を感動させるのでしょうか。

 作者のやなせたかしさんは、1919年生まれの92歳。引退を考えていたのに、この大震災で、できることをしようと、さまざまな支援活動をしているそうです。「アンパンマンのマーチ」に込めた思いや、そのヒーロー像を伺いました。

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