一般的なパソコンと同じWindows 7が動く異色のケータイ「F-07C」が登場! 気になる使い勝手や、Androidスマートフォンにはないメリットを検証してみたい(画像クリックで拡大)

 NTTドコモが発表した携帯電話夏モデルのなかでも注目機種の1つとして挙げられるのが、通常のパソコンと同じOS「Windows 7 Home Premium」を搭載した「Windows 7ケータイ FMV LOOX F-07C」(富士通製)だ。通常のケータイと同じSymbian OSベースの「MOAP(S)」も搭載し、2つのOSを備える点もユニークだ。

 先日開催された新製品発表会の会場でタッチ&トライしてきた印象も踏まえ、実機の写真を中心に紹介していきたい。

iモードケータイとパソコンが合体! オフィス文書の編集も可能

 スマートフォンやタブレット端末は、パソコンとケータイの中間的な存在として人気を博している。特に、この1年は急速に利用者を増やしている。ただ、スマートフォンやタブレット端末でパソコンと同じ作業をしようとすると、どうしても物足りなく感じるケースがある。

 その1つが、Webサイトがパソコンと同等に見られない点だ。Androidでは、新しい機種だとFlash Playerに対応しているが、Javaなどまだ利用できないコンテンツは多い。もう1つは、ExcelやWord、PowerPointなどのオフィスアプリで作成した文書が完全には編集できない点だ。それらのファイルを忠実に閲覧や編集するには、どうしてもパソコンが必要になってしまう。iPhoneなどのiOS搭載機も、状況にそう大きな違いはない。

 そのような不満を一気に解消しようというのが、このF-07Cともいえる。過去にも、ウィルコムの「WILLCOM D4」など、Windowsを搭載した携帯電話はあった。ただ、サイズがかなり大きく、携帯電話というよりはモバイルパソコンという印象だった。通話はBluetoothヘッドセットを用いなけらばならず、端末を手に持って直接通話できなかったことから、電話としても利用しづらい。登場時期の関係もあってパソコンとしてのスペックも不満があり、難しい立ち位置の製品だった。

本体サイズは、ウィルコムの「WILLCOM D4」(左)と比べると断然小さい。ケータイとしては大きいが、主流のスマートフォンと比べれば面積的にはそれほど大きいとは感じないだろう(画像クリックで拡大)

 F-07Cで工夫されたポイントは、通常の富士通製ケータイと同じSymbian OSベースのMOAP(S)による「ケータイモード」と、パソコンと同じWindows 7 Home Premiumによる「Windows 7モード(パソコンモード)」という2つの異なるOSを搭載したことだ。ふだんはケータイモードでメールや通話などをし、必要に応じてパソコンモードに切り替えて利用するスタイルだ。

ケータイモードは、見た目も中身も完全にiモード機となる。タッチ操作に対応しているものの、機能的には1世代ほど古いインターフェースとなっている。縦持ち時には、文字入力を含みほぼタッチ操作のみで操作する。およそ1年前に発売された「セパレートケータイ F-04B」に近い印象だ(画像クリックで拡大)

こちらは、Windows 7を利用したパソコンモードの画面。ケータイ側のOSとWindows 7は同時に起動しているが、画面を共有しているため、どちらか一方のOSのみ表示されるイメージになる(画像クリックで拡大)