次の柱となるのが、Android向けの独自アプリケーション・マーケット「AppMarket」だ。独自マーケットを用意することで、アメーバ会員との連携をより密接に作ることができる。例えば、アメーバブログやWeb上の会員ページからの導線を作り、AppMarketへ誘導する。アプリ検索やダウンロードランキングだけではない、新しいプロモーション方法を提供しようとしている。

 決済手段についても、独自マーケットならではの機能を提供する。現在のアバターサービス「アメーバピグ」や「Amebaモバイル」で使用している“アメゴールド”を利用し、アイテム課金や月額課金、ダウンロード販売課金などを実施できるようにする。

 第3の柱が、2012年までの1年間で、スマートフォン向けの自社アプリを100本、開発するというもの。ゲーム、ソーシャル、エンターテインメント、教育などの分野でアプリケーションを充実させる。まずは、ゲームタイトルとして、ペット型育成ゲーム『なでなでフワムー』を新たに用意する。またAmebaゲームとしてPC上で稼働していたRPGゲーム『GYAOS』シリーズの新作『GYAOS~千年の塔~』をサービスインするという。

 このほか、アメーバブログなどで活躍している芸能人や有名人の専用アプリを製作する。ブログ情報と連携するだけではなく、時計や壁紙といった機能を持ったアプリとなる。また、ソーシャルアプリとしては、限定的な友人の間だけでつぶやきを見ることができる「tappie」(現在開発中)、Twiiterクライアント「Guppi」などを投入する。

 アプリケーションをプロモーションするための支援体制も整える。月間8億ページビューあるAmebaのWeb画面上にスマートフォンアプリを告知する画面を用意したり、スマホ向けに無料で配布している「Ameba」アプリ(100万ダウンロード)上で、AmebaSPアプリを告知するスペースを用意する。

 また、ブロガーのコミュニティを使った支援活動も増やす。Ameba女性ユーザーの中から、スマートフォン利用者だけを抽出した「AmbaGGスマホガール」を組織する。現在6000人を超えており、女性コミュニティを媒介に、スマホアプリを告知するプロモーション活動ができるようにする。

 スマートフォン向けのサービスを充実させることで、Webサービスだけではない、新しいサイバーエージェントへ生まれ変わる速度が加速するだろう。

(文/渡辺一正)