停電時に強い固定電話。ひかり電話は停電対応電源アダプタを利用

 いま関東では計画停電が実施されていますね。数時間の計画停電なら電話基地局の稼動はストップしませんから家庭で電源が確保できればひかり電話の通話やインターネット接続が可能になります。1万数千円から買える小型の無停電装置をあらかじめ用意しておき、ルーターに接続すればOK。また、NTT東日本では月額525円で「停電対応電源アダプタ」(写真)をレンタルしています。このアダプタに単3乾電池を12本入れてひかり電話対応ルーターにつなげると約20分間、ひかり電話が使えるようになります(ただし、NTT東日本が提供する専用のルーターにしか使えないようです)。

NTT東日本「停電対応電源アダプタ」(画像クリックで拡大)

 とはいえ、これらは決して安くない買いものですし大して時間ももちません。インターネットを使うのに光ファイバーが本当に必要だろうか? と、改めて考えさせられました。確かに光ブロードバンドはネット接続が安定しているし普及している最先端の技術を使っている、という満足感もあります。でも、電話をひかり電話に変えると停電時は工夫しないと使えない、というデメリットがあります。これまで“電気があるのが当たり前”だったのでひかり電話が使えなくなるなんて考えたこともなかったですから……。

 これからネット環境を整備するなら、固定電話をひきADSLでネット接続するのも一手でしょう。電話機がAC電源を必要としないシンプルなものであれば、基地局のバックアップ電源がダウンしない限り家庭が停電しているあいだも電話は使えます。

 固定電話がなくても携帯電話でいいじゃない? とも思ったのですが……。内閣府の防災情報によると、2007年の新潟県中越沖地震では固定電話の復旧は8時間、携帯電話の復旧は3日間かかったそうです。すぐに連絡手段を確保するには、やはり固定電話のほうがいいと受け止めました。