F2.0の明るいレンズに加え、24mmの広角にも対応した高機能なコンパクトデジカメ。カラーバリエーションも豊富でシルバー、ゴールド、ブラウン、ピンクの4種類が用意されている。

 撮像素子は約1210万画素の裏面照射型、1/2.3型高感度CMOS、画像処理エンジンには「DIGIC」を搭載。高感度センサーとDIGICを組み合わせた「HS SYSTEM」により、高感度撮影に強く、オート撮影時でもISO1600まで撮影できるという。広角24mmに対応したレンズは、開放F2.0(W)と非常に明るく、暗いシーンや背景をボカしたいマクロ撮影では大活躍する。また、光学4.4倍ズームは、35mm判換算で24mm~105mm相当をカバー。もちろん定評のある光学式手ブレ補正ISを搭載しており、シャッタースピード換算で約4段分の補正が可能となっている。

 カメラ本体には電源、シャッター、ズームレバーと再生ボタンしかない。非常にシンプルなつくりだが、その他の操作は3.2型のタッチパネルで行うためだ。11種類の機能から、よく使うものを登録することもできるので、ISO感度やホワイトバランスなど、頻繁に設定を変更する機能を登録しておくといいだろう。AFもタッチで行えるため、画面の端でもピント合わせが容易。タッチAFとサーボAF/AEの連携により、被写体が動き出しても自動追尾してくれる。

 カメラがシーンを自動認識する「こだわりオート」は、32シーンを認識。主役となる被写体にピントを合わせ続ける「主役フォーカス」機能により、シャッターチャンスを逃さない。また、トイカメラ風やモノクロなど様々なシーンモードを搭載する一方で、PモードやAv、Tvなどマニュアルで設定できる撮影モードも充実している。動画はフルハイビジョン撮影や秒間240フレームのハイスピード撮影が可能で、ステレオ音声や撮影中の光学ズームにも対応している。

 本機は非常に描写力が高く、画質はシャープ。細部までしっかりと表現できており、色味も実際の被写体に近い。コンパクトデジカメにしてはノイズが少なく、ISO800までなら問題なく撮影できる。ISO1600になるとノイズがやや目立ち始める印象だ。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、IXY 31Sの実力をじっくり見定めてほしい。

キヤノン
IXY 31S
実売価格:3万3000円前後
発売日:2011年3月3日
有効画素数 約1210万画素
光学ズーム 4.4倍
記録メディア SDカード(SDHC、SDXC対応)、マルチメディアカード(MMCplus、HC MMCplus対応)
液晶 3.2型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)
最高ISO感度 6400
●撮像素子:1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型)、約1280万画素●最大記録画素数:4000×3000●レンズ焦点距離(35mm判換算):24~105mm●開放絞り値:F2.0~F5.8●最短撮影距離:約3cm●動画:1920×1080(24fps)●バッテリー:専用充電池(NB-6L)●サイズ:幅10.06×奥行き2.50×高さ5.54cm●重さ:165g(本体のみ)

●撮影モード:トイカメラ風 寒色設定●絞り:F2.8●シャッター速度:1/400秒●ISO感度:100●焦点距離:4.3mm(35mm判換算:約24.0mm)(画像クリックで拡大)

●撮影モード:標準●絞り:F2.8●シャッター速度:1/200秒●ISO感度:100●焦点距離:4.3mm(35mm判換算:約24.0mm)(画像クリックで拡大)