松下剛(まつした・つよし)
ギャガ株式会社 宣伝部 部長
兼 調達企画部 企画開発プロデューサー

 日本時間2月28日(月)に発表となった第83回アカデミー賞で、もっとも脚光を浴びたのが、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞と最多4部門に輝いた『英国王のスピーチ』だ。同作はアカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデングローブ賞では、ドラマ部門の主演男優賞のみを獲得。ドラマ部門作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞の最多4部門に輝いた『ソーシャル・ネットワーク』に後れを取っていたが、アカデミー賞では見事逆転。毎年、波瀾万丈のドラマが繰り広げられるのも同賞の醍醐味だ。

 さて、そんなアカデミー賞だが、はたして受賞効果は期待できるのか? 日本映画では一昨年、『おくりびと』が邦画史上初のアカデミー賞外国語映画賞に輝き大ヒットしたが、それはあくまでも日本映画だから。洋画となると話は違うはず。

 そこで今回は、一昨年の第81回アカデミー賞で作品賞など最多8部門に輝いた『スラムドッグ$ミリオネア』を配給、今年も『英国王のスピーチ』の配給や、助演男優賞と助演女優賞の2冠に輝いた『ザ・ファイター』の配給を手がけているギャガの宣伝部長・松下剛氏をナビゲーターに迎え、アカデミー賞の宣伝効果を探ってみた。