日経BPコンサルティング 相山 幹子

 昨年の7倍、地域によっては10倍の花粉が飛散する・・・。気が重くなる予測とともに今年も“花粉の季節”が始まった。スーパーやドラッグストアの店頭には、例年より早く花粉症対策の薬、グッズ、食品が並び、早めの対策を呼びかけるPOPが目につく。本格的な飛散シーズンを迎えた今、花粉予報をチェックしつつ、ティッシュとマスクを常に携え、目薬に飲み薬にと毎日花粉と戦っている方も少なくないだろう。

 今回のトレンドサーベイでは、花粉症をテーマに、花粉症の症状や対策、使っているグッズや空気清浄機の使用状況などを調査した。「これが一番つらい!」「発症していないけどこんなに不安」といった声もあわせて、日経BPコンサルティングが保有する調査モニター1万5121人に尋ねた結果を紹介する。

花粉症発症時の仕事効率、平常時の7割にダウン

 今や国民病のひとつとも言われている「花粉症」。今回の回答者1万5121人のうち、「花粉症である」と答えた人は31.6%だった。「花粉症だと思うが、診断は受けていない」(17.1%)をあわせると、5割弱が花粉に悩まされていると答えた。男女別、年代別の発症率に、特に大きな差異は見られなかった。

 「花粉症である」と回答した4774人に発症してからの期間を聞いたところ、「5年以下」(20.2%)は2割、「6~9年」(12.6%)は1割強だった。また、「10年以上」(64.3%)が最も多く、3人に2人が、10年を超える“花粉症歴”保持者だった。

 発症時の仕事効率を、平常時と比べて回答してもらった結果が下記のグラフだ【図1】。平常時の「7割に落ちる」(24.3%)と回答した人が最も多かった。「10割(ほとんど変わらない)~8割まで落ちる」(39.3%)と感じている人が39.3%と多数派だ。しかし、「5割以下に落ちる~0割(まったく仕事にならない)」(22.5%)と平常時の半分以下にペースダウンしてしまう人も20%強を占めている。

 「お客様との電話対応時、鼻づまりがひどく喉が痛くて声が出なくてつらい」(40代男性)、「現場作業の際に、目がかゆくて集中できない」(40代男性)など、仕事場での苦慮がうかがえる声が寄せられた。

【図1】平常時と比べたときの花粉症発症時の仕事効率
 (花粉症の人:N=4774)

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