「オタリーマン」がいるのなら、オタク官僚=オタクラートがいたっていいはずだ。32歳の経済産業省職員にして自称アニオタの三原龍太郎が、日本産コンテンツの海外展開を中心に、クール・ジャパンのあり方を考える。ただし、ここでの内容は筆者個人の見解であり、筆者の所属する経済産業省の見解ではない。筆者の「本業」もアニメとは無関係なのである。

 前回に引き続き、アメリカにおける日本のポップカルチャー研究の第一人者、マサチューセッツ工科大学のイアン・コンドリー(Ian Condry)准教授に、アメリカのアニメファンの実情や、彼らに対する効果的なアプローチについて話を聞く。

イアン・コンドリー(Ian Condry)
写真左。写真右は筆者の三原
マサチューセッツ工科大学外国語・文学部日本文化研究科准教授。「クール・ジャパン」を重点的に研究するMIT・ハーバード大学の横断研究プロジェクト「MTI/Harvard Cool Japan Research Project」の主宰者でもある。このプロジェクトでは米国内外の「クール・ジャパン」関連分野の研究者・クリエイターの招聘、セミナー開催などを積極的に行っており、2010年3月には細田守監督を招いて映画「サマーウォーズ」の米国上映をいち早く実現した。