2011年はスマートフォンがパソコンの出荷台数を抜き去るとの予測が出ている。また、2月には任天堂が「ニンテンドー3DS」を発売し、携帯用ゲーム機市場も拡大するはずだ。今でも電車の中では、ゲームをする人を多く見かける。さらに、2011年はAndroidを搭載したタブレット端末も増加する見込みだ。持ち歩くデジタル機器が去年よりも増えるのは確実だ。

 一方、WiMAXの普及や、LTEサービスの開始など、モバイルブロードバンドも急ピッチで整いつつある。これもモバイル機器の利用促進につながっている。

 このように、スマートフォンやタブレット端末の販売がますます増加する中、その動きにあわせて成長を遂げている隠れたヒット商品がある。

 三洋電機の充電式緊急充電器「eneloop booster(エネループ・ブースター)シリーズ」である。

三洋電機 モバイルエナジーカンパニー グローバルCRM事業部市販事業統括部 グローバル営業企画部 販売企画課の服部旨生課長(画像クリックで拡大)

 「2010年度は、前年比3倍のペースで出荷台数が増加している。2007年12月の発売以来、3年間で累計出荷数は40万台に達した」と、同社のモバイルエナジーカンパニーグローバルCRM事業部市販事業統括部グローバル営業企画部販売企画課の服部旨生課長は語る。

 eneloop boosterシリーズは、同社の充電池「eneloopシリーズ」の派生商品の1つとして、2007年12月に「eneloop Mobile booster」を発売。当初は4機種で展開していたが、2009年11月にアップルの「iPhone」対応を打ち出して製品リニューアルをして以降、販売数量が一気に拡大した。2010年1月にはスティック形状の「eneloop stick booster」、2010年3月には電子楽器に対応した「eneloop music booster」を相次いで投入。2010年10月からは、「iPad」対応モデルや「ニンテンドーDS」対応モデルを追加し、さらに販売に弾みをつけている。