そこまでやるか、生中継でカラオケを熱唱

 ♪あの人も~……大阪は~♪

 生放送中に突然、ジャパネットたかたの人気者、高田明社長が社員の女性と紹介中の商品のカラオケセットで「大阪ラプソディー」を熱唱し始めました。おふたりとも、とても素人とは思えないほど歌がお上手です。終わって出た点が「95点!」。2人は立ち上がって大喜びでした。一呼吸置いて高田さんがおもむろに「さて皆さん、驚かないでくださいよ。今日は特別のお値段をお出ししますからぁ~」と話し出す。スタジオの現場であっけにとられていた私はその声に、あっこれはTV通販の生中継だったんだ、と我に返りました。

 佐世保市郊外の高台に立つ瀟洒な本社ビルの1階で受付を済ませて通されたのが、生放送中のスタジオでした。バレーボールのコートが取れそうなくらい大きな空間に、セットが6、7個組まれていて、1つの商品の紹介が終わると、高田さんをはじめとするキャスターたちもカメラクルーも手際よく次のセットに移動します。

 私たちがスタジオに入ってから3商品目となったのが、冒頭のカラオケセットでした。スタジオのセットはカラオケという商品に合わせてどこの家庭にもあるようなリビングルームに設(しつら)えられていました。小走りで移動しそのソファに座った高田さんは、その瞬間に表情が和みどこにでもいるやさしいお父さんに変身します。スタジオにちょっとばかり幸せそうな家庭の「気」が漂います。「次にご紹介するのはいつも好評をいただいているカラオケセットですよぉ」。冒頭からテンション全開でひと通りの商品説明があり、その途中で「では歌っちゃいましょうね」と言って先ほどのシーンが始まったわけです。