ところで、2011年7月24日正午の完全停波を迎える前に、2011年6月30日でアナログ放送の番組が終了する可能性があることを知っている人はどれだけいるだろうか。

 全国地上デジタル放送推進協議会がまとめた「アナログ放送終了計画」によると、アナログ放送の通常番組は、6月30日で終了し、7月1日から7月24日までの間は、地上アナログ放送終了の告知だけを放映する計画になっている。

 つまり、通常の番組をアナログ放送で視聴できるのは、6月30日までということになる。

 今後の協議次第では、7月に入ってからも通常番組を放映する可能性は残っているが、現時点での判断は、6月30日までであり、テレビを買い換えるのであれば、7月24日までではなく、6月30日までということになるのだ。

 実は、7月24日の停波という言葉ばかりが先行し、6月30日に番組終了という計画があることはあまり知られていない。そこで慌ててテレビの購入に走る視聴者が出ないとも限らない。

 もし、薄型テレビを停波ぎりぎりに買い換えようと思っているのならば、7月24日ではなく、6月30日を期限に考えておいたほうがいい。

著者

大河原克行(おおかわら かつゆき)

1965年、東京都出身。IT業界の専門紙である「週刊BCN(ビジネスコンピュータニュース)」の編集長を務め、2001年10月からフリーランスジャーナリストとして独立。BCN記者、編集長時代を通じて、約20年にわたって、IT産業を中心に幅広く取材、執筆活動を続ける。現在、ビジネス誌、パソコン誌、Web媒体などで活躍。日経パソコン PCオンラインの「マイクロソフト・ウォッチング」の連載を担当。著書に、「ソニースピリットはよみがえるか」(日経BP社)、「松下電器 変革への挑戦」(宝島社)、「パソコンウォーズ最前線」(オーム社)などがある。近著は「松下からパナソニックへ 世界で戦うブランド戦略」(アスキー新書)。