視野率約100%のファインダーやダブルスロット搭載、フルHD動画にも対応した高性能なデジタル一眼。撮像素子には新開発の有効画素数16.2メガピクセルのニコンDXフォーマットCMOSセンサーを、画像処理エンジンは「EXPEED 2」を搭載している。ISO感度は100~25600(Hi2)に対応。オートホワイトバランスの性能も向上し、撮影時に「AUTO2」を選択すれば、電球下でも黄色味を残した雰囲気のある撮影が可能だ。

 0.94倍のファインダーは視野率約100%で、厳密な構図合わせも楽々。眼鏡をかけている筆者でも四隅が蹴られることなく、隅々まで確認できた。ライブビュースイッチは、操作しやすい位置に配置されており、通常撮影からの切り替えもスムーズ。フリッカー低減機能のおかげで、蛍光灯下や水銀灯下でのライブビュー撮影でもちらつきが気にならなくなった。

 また、コントラストAFの速度もD90やD300sなどと比べると非常に速くなっている。AFモードを「AF-F」に設定すれば、被写体にピントを合わせ続けてくれるので、シャッターチャンスを逃さない。

 ボディーには、マグネシウム合金を採用し、接合部分にシーリングを施すことで高い防塵・防滴性能を発揮。防塵防滴対応のレンズと組み合わせて使うことで、様々な場所での使用が可能になる。また、ミラーアップの動作音を軽減する静音モードは、静かな場所での撮影時に最適だ。

 画質はとても繊細で、ディテールまで美しく表現できている。階調も豊かで、空などの微妙なトーンも滑らかだ。高感度に関しては、ISO3200くらいまでは十分実用可能。ノイズもほとんど目立たない。ISO6400になるとカラーノイズが発生し、全体的ざらつき始めるので、被写体や撮影状況に合わせて使い分けるといいだろう。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、D7000の実力をじっくり見定めてほしい。

ニコン
D7000
実売価格:12万1000円前後(ボディーのみ)
15万5000円前後(18-105 VR レンズキット)
20万2000円前後(18-105 VRII レンズキット)
発売日:2010年10月29日
有効画素数 16.9メガピクセル
記録メディア SDカード(SDHC、SDXC対応)
ファインダー アイレベル式ペンタプリズム使用一眼レフレックス式ファインダー(視野率約100%)
液晶 3型低温ポリシリコンTFT液晶(約92万ドット)
最高ISO感度 25600相当
●撮像素子:ニコンDXフォーマットCMOSセンサー●最大記録画素数:4928×3264●レンズマウント:ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付)●連写:最大約6コマ/秒●動画:1920×1080(24fps)●バッテリー:専用充電池(EN-EL15)●サイズ:幅約13.2×奥行き7.7×高さ10.5cm●重さ:約690g(本体のみ)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F8.0●シャッター速度:1/250秒●ISO感度:100●焦点距離:16.0mm(35mm判換算:約24.0mm)(画像クリックで拡大)

●撮影モード:絞り優先●絞り:F8.0●シャッター速度:1/125秒●ISO感度:100●焦点距離:16.0mm(35mm判換算:約24.0mm)(画像クリックで拡大)