連載第9回では、ワクチンを受けることで避けられる病気「VPD」の被害を受けた子どもを持つ保護者でもある細菌性髄膜炎から子ども守る会事務局長、高畑紀一さんに、なぜ被害が起きるのか、またどうしたら被害はなくなるのかを解説してもらった。今回は、日本の予防接種の疑問に答えてもらった。

 ワクチンを受けることで避けられる病気「VPD」を防ぐためには、ワクチンが重要になることは、前回解説した。しかし、日本の予防接種法で積極的に接種を促すワクチンは、そう多くはない。予防接種には大きく分けて「法定接種」と「任意接種」の予防接種があるが、その違いを正確に理解していないケースもあると聞く。

 そこで今回は、「法定」「任意」の違いからVPDへの関心の低さの要因などを含め、医師、元・厚生労働省大臣政策室政策官、村重直子さんに解説してもらう。

Q1 予防接種法の法定接種=国民には接種義務がある?

Q2 一部インフルエンザワクチンが「法定接種」に。なぜ?

Q3 任意接種は「受けなくていい」は間違い?

Q4 「医師や病院は病気を治してくれて当然」なもの?

Q5 ワクチンを打たずにVPDにかかる人数、後遺症が残る人数、死亡する人数などのデータはどこにあるの?

Q6 “時代遅れ”な国、日本のドラッグラグってどれくらいある?