原宿で最先端ファッションを定点観測するFashionsnap.comが、街角でしかわからない最新トレンドを毎週リポート。

少し暗めのオリーブグリーンのトップスをこちらも軍モノのボトムにインしてセットアップ風に着用。ベルトでもたつきを消して、ボトムをまくり上げることですっきりしたシルエットになっている(拡大すると、各アイテムの詳細データも見られます)

 「戦争から帰ってきたの?」と、時折ギャグファッションとして扱われてしまうミリタリーアイテム。機能性が受けてか秋葉原系にも取り入れられることがしばしばで、コミケ(コミックマーケット)などの壮絶な“戦場”で見かけることも多い。一方、渋谷系ではサングラスとセットで「ワル系スタイル」の定番とされており、同じアイテムでも解釈が違うのが面白い。そんなミリタリーウエアが今季、原宿女子に浸透中なのだ。

 もともと原宿では、ミリタリーがストリートスタイルとして定着しており、「ファントム渋谷店」など有名ミリタリーアイテムショップも長年愛され続けている。理由は、高機能だが安価なものが多く、高機能素材「GORE-TEX」を使用したマウンテンパーカーなど、アウトドアブランドならかなり値が張るアイテムでも3万円ほどで手に入る。また、ハイスペックがゆえに通常のアイテムよりも劣化が少なく、通常の古着アイテムよりも状態が良いものが多い。そのため、古着店でも取り扱う店が多いのも特徴だ。

 いわゆる原宿系ブランドやストリート系ブランドから良くリリースされるアイテムというのも大きい。MA-1やフィールドコート、カーゴパンツといったほとんどのアイテムがリデザインされ、毎年のようにさまざまなブランドから発売され続けている。

 しかし、ミリタリーが原宿女子から選ばれる一番の理由は「色」だ。

 ミリタリーカラーといわれると、真っ先に思い浮かべるのはオリーブグリーン。秋らしい落ち着いたカラーで、カジュアルやモードなど幅広く使えるブラウンとともに秋冬の定番カラーとなっている(時折カーキ色とも呼ばれるが、正式なカーキはベージュに近くチノパンに使われるような色を指す)。