三洋電機が2010年11月11日に発売したライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」が大人気である。

 今年7月の製品発表直後から、注文が殺到。受注に対応するために、当初予定の10月8日の発売日を約1カ月延期していたが、注文の勢いはそれをはるかに上回っている。一部では、今注文しても、来年1月の引き渡しというほどの人気で、当初計画の月産5000台のペースでは追いつかない状況だ。

 パン焼き機は、1~2万円前後が売れ筋。それに対して、GOPANの市場想定価格は5万円弱。売れ筋製品の倍以上の価格設定でも、品不足となる人気ぶりだ。

 市販されている米粉パンは、小麦粉で作ったパンに比べて約3倍高い。自宅で米から簡単にパンが作れる手軽さに注目が集まっているわけだ。同時に、市販の米粉パンにどんな材料が入っているのか心配がいらなくなる点も見逃せない。食の安全といった観点でも安心感があるのだ。

 GOPANには「小麦ゼロコース」がある。グルテンの代わりに上新粉を使用することで、小麦成分ゼロの米パンを焼くことができ、グルテンに含まれる小麦成分が駄目な小麦アレルギーの人も、安心して米パンを食べられる。これもGOPANならではの機能だ。

GOPANと三洋電機の佐野精一郎社長。「GOPANは、米の消費につながり、 食糧自給率の上昇にもつながる」と語る(画像クリックで拡大)