どうして学資保険で積み立てるのか?

 ここ最近の不景気の影響かと思いますが、教育費を計画的にためたい、という相談を受ける機会がとても増えてきました。「教育格差」という言葉も聞かれるようになったからでしょうか、相談にいらっしゃるかたは皆さん真剣です。その相談の場において、もっとも多い要望は「一番有利な(=増える)学資保険を紹介してください」というものです。

 そこで、少々意地悪なのですが、私はこう答えます。「どうして、銀行の定期積立や財形ではなく、学資保険を希望されるのですか?」。

 すると、不思議なのですが、多くの場合「なんとなく……」「親に勧められて……」、もしくは「学費の準備は学資保険がいいかと思っていたけど……」といった答えが返ってくるのです。つまり、明確な理由がないことが多いのです。

 もちろん学資保険は、上手に使えば有益な積立プランです。今でも選択肢の一つには入りますが、皆さんはこの学資保険の仕組みをしっかり理解していますか?

 次回は学資保険のほか、最近注目されている積立プランのトレンドを取り上げます。学資保険の存在意義を確認し、自分に合った積立プランを見つけるためのヒントをつかんで頂くことを目的に解説します。

著者

山田英次(やまだ えいじ)

山田英次

ブレインズパートナー有限会社代表取締役、ファイナンシャル・プランナー。
私立麻布高校を卒業し、慶應義塾大学にて国際経営学を専攻。外資系金融機関を経て、独立系金融コンサルティング会社を設立し、現在は主に全国各地で開催される講演会を通じてのアドバイスを精力的にこなす。住宅購入、教育資金、セカンドライフに向けた資産形成など、個人の生活に密着したコンサルティングにおいて、多くの実績があり、幅広く支持されている。現在、ブレインズパートナー公式サイトにて教育費に関する無料相談受付中→ http://www.brains-p.com/


2009年7月29日までの連載のバックナンバー