――アニソンとJ-POPの比率は、今後どうなさいますか?

「私の中では区別していないです。アニメの主題歌等のお話をいただければ、作品を見て、考えて、歌にその想いをこめます。それは実写映画やドラマ等の主題歌も一緒だと思うんです。タイアップのついていない作品では詞や曲の世界観を想って歌っていますし、そういった意味でアニソンもJ-POPも、私の中での音楽性は変わらないです。常に新しいことにチャレンジしていきたいですね」

――小さいころに好きだったブラックミュージックとか、R&Bはどうですか?

「タイアップ曲だと、その作品の世界観を重要視しますが、自分自身のアルバムには、よりMay'nらしいものを入れていきます。ファーストアルバム『Styles』(09年11月発売)ではロックを軸にやりたいと思いました。それに加えてダンスミュージックやソウルを感じさせるロックにもチャレンジしたいと。ふだん聴く音楽もあまりジャンルにとらわれないのですが、その中でもよく聴くのはロックかR&Bですね」

――今、おすすめのロックは?

「熊本でライブをやったときにCDショップに立ち寄ったのですが、ヒップホップロックコーナーというのがあったんです。地元でしか売っていないコンピレーションアルバムです。これを5枚買いましたが、どれもよかったです。これが今のおすすめですね」

――洋楽はどんなものを聴いていますか?

「レディー・ガガ。というより自分の世界観、自分自身が流行の発信源となるようなアーティストが好きなんです。ジャネット・ジャクソン、マドンナ、安室奈美恵さん、皆さんそうですよね」

 インタビューの後、うれしいニュースが入った。それは来年3月に2度目の武道館公演が決定したという知らせだった。今後、ますます加速していきそうなMay'nちゃんだ。

(写真/稲垣純也)

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著者

麻生香太郎(あそう こうたろう)

大阪市生まれ。東京大学文学部卒。在学中に歌謡曲の作詞家として活動を開始。森進一、野口五郎、小柳ルミ子、小林幸子、TM NETWORKらに作品を提供した。その後、80年代半ばにエンタテインメントジャーナリストへと転身。以来、20年以上にわたって業界をウォッチし続ける。現在は「日経エンタテインメント!」「テレビ・ステーション」などで連載コラムを執筆中。著書に『ジャパニーズ・エンタテインメント・リポート』(ダイヤモンド社)など。