今秋、多くの新製品ニュースがあふれてデジカメ人気が今までにない高まりを見せています。そこで今何が人気なのかと価格.comのサイトにある「デジタルカメラ ランキング」を見てみると、意外なことに気が付きます。「売れ筋」「注目」「満足度」の3つのランキングがありますが、10月1日時点でその上位3位に入っている計9つのブランドうち、一番その数が多かったのはキヤノンやニコンではなく、パナソニックともう一つリコーだったのです。さらに、満足度ランキングをよく見るとそのリコーは、1位と3位にCX1とGR Digital IIIがそれぞれ入り、ベスト10になんと4つの商品が入っています。

GR DIGITAL III(画像クリックで拡大)

 トレンディネットの読者の皆さんはそんなことはないと思いますが、私の周りの普通のデジカメユーザーに聞くと、年齢性別を問わず皆「リコーのデジカメ?」と怪訝な顔をします。せいぜい「聞いたことはある」程度で「好きです」とか「最高です」といった声はまず絶対に聞こえてきません。それが一方でユーザーの満足度評価が非常に高いというのですから、きっと、知る人ぞ知るブランドでいったん買って使うと離れられないということに違いありません。

 そうです、リコーのデジカメ、特にGRのファンに聞くとその熱さは半端ではありません。「もうデジイチはいらない」、「絵にキレがある」、「シンプルでこびないデザインが好き」などなど、そのまま何時間も語っているのではという方が多いですね。今回はそのリコーのデジカメを取り上げて、その中心にある「GR」というブランドを深掘りしてみたいと思います。リコーの「ミスターGR」(と筆者は呼びたいですね)こと野口智弘氏(株式会社リコー パーソナルマルチメディアカンパニー 企画室 室長)に直接お話をお聞きすることができたのでその一問一答を交えて話を進めたいと思います。