高まる高校への進学率、その準備も含めた具体的金額の確認を

 今や高校への進学率は、98%程度です。図3のグラフは、平成22年度の学校基本調査(文部科学省)から抜粋したものです。バブルが崩壊した平成元年からのデータを見ても、高校への進学率は、右肩上がりで推移しています。

 こうした時代ですから、親としては、高校に進学することを前提に資金計画を立てるべきと考える人が多数派です。そのような状況下で、子どもが中学生時代に学習塾に通うチャンスを、親の経済的事情で奪ってしまうと、もしかしたら希望の公立高校に入学できず、私立の高校に通う選択肢しかなくなる可能性があります。

 もちろん、私立高校と公立高校を比較した場合、レベルの高さやその優劣を一概に語ることはできません。しかし「お金の準備」という土俵においては、私立は公立よりも多くの費用が発生しますから、家計がさらに苦しくなる可能性が高くなるのは事実なのです。

【図3】出典:平成22年度学校基本調査(文部科学省)から抜粋

 もし、家計が苦しいからといって学習塾をやめた結果、私立高校だけが選択肢となったら、家計は火の車になるかもしれません。そして高校生になると、大学受験のために、さらに経済的負担が増えてきます。

 悪循環に陥らないためには、事前の準備が必要です。そして、その準備をするためには、どの程度のお金がかかるのか、具体的金額を確認していく作業が必要不可欠です。

 次回は、高校生になった時にかかるお金について考えてみたいと思います。

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著者

山田英次(やまだ えいじ)

山田英次

ブレインズパートナー有限会社代表取締役、ファイナンシャル・プランナー。
私立麻布高校を卒業し、慶應義塾大学にて国際経営学を専攻。外資系金融機関を経て、独立系金融コンサルティング会社を設立し、現在は主に全国各地で開催される講演会を通じてのアドバイスを精力的にこなす。住宅購入、教育資金、セカンドライフに向けた資産形成など、個人の生活に密着したコンサルティングにおいて、多くの実績があり、幅広く支持されている。現在、ブレインズパートナー公式サイトにて教育費に関する無料相談受付中→ http://www.brains-p.com/


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