皆さん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの山田英次です。前回は、小学校に上がる前の幼稚園、保育園にかかる費用について説明しました。ですが本格的にお金がかかるのは、子どもが小学校に上がってからになります。

 幼児期の習い事は、親が主導権を持って水泳や体操、習字、英会話など、何を習うかを決めることが多いでしょう。しかし小学校に上がると、子どものリクエストを受けて、新しく習い事を始める機会も増えてきます。

 それ以外に学習塾などの費用がかかることもあり、気がついたら家計が火の車になっていた、といった例も少なくありません。家計が厳しい状況になっているご家庭には、1つの傾向があります。

 その傾向とは、「短期的視野でしか家計を見ない」ことです。今月、来月の収入と支出のバランスには興味を持っていても、数年先を見据えた収支バランスを考えることが苦手なのです。

 インターネットなどを通じて、多くの情報を自由に利用できる時代ですから、本来なら習い事や学習塾にかかるおおよその未来の費用を把握するのは簡単なはずです。でも、実際に費用を負担する「その時」が目前に迫るまでは、実感を持って「その時」を考えようとしないのです。

 社会全体が成長して、多くの人の収入が年齢と共に右肩上がりに増えていった時代なら、「その時」になってからあわてても、「節約」という武器で対処できたかもしれません。しかしこれからは、節約だけではどうにもならない時代になります。

 これからは「節約」以外に、もう1つ「中長期的視野に基づく計画性」という武器を持つ必要があります。数年先の費用負担まで見据えて、今月の生活費を逆算して考えることも必要な時代になりました。

 それでは、甘く見ていると大怪我をする小学校時代の教育費について、具体的金額を交えて考えていきましょう。