手持ちでの撮影にピッタリなハイエンドモデルだ。撮像素子は、有効約1000万画素の1/1.7型高感度CCDを採用。レンズは35mm判換算で28~105mm相当の光学3.8倍をカバーしており、開放F値はF2.0~4.9と非常に明るい。高感度センサーと画像処理エンジン「DIGIC4」の組み合わせた「HS SYSTEM」に加え、角度ブレにも対応した「ハイブリッドIS」を搭載しており、暗所での撮影やブレに強いカメラとなっている。

 撮影は、シャッターを押すだけで28のシーンから最適なシーンを設定してくれるこだわりオートが便利。極彩色、オールドポスター、ハイダイナミックレンジ、ノスタルジック、ジオラマ風など、撮影モードも豊富だ。アスペクト比も、4:3のほか3:2、16:9、1:1、4:5が用意されているので、いろいろな撮影が楽しめる。

 操作感は非常にシンプルな印象。モードダイヤルのほか、露出補正やマニュアルフォーカス微調整などが行えるコントローラーリング、シャッタースピードや絞り、ISO感度などを調整できるコントローラーホイールなど、アナログ的に操作できる点が快適だ。

 画質に関しては、低感度では非常に繊細で、被写体の細部までしっかり描写できている。暗所でもノイズが少なく、ディテールが失われることがないので、ISO1600くらいまで十分常用できる。ノイズの発生やディテールの劣化は確認できるものの、被写体やシーンによってはISO3200でも使用できそうだ。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、PowerShot S95の実力をじっくり見定めてほしい。

キヤノン
PowerShot S95
実売価格:4万5000円前後
発売日:2010年8月26日
有効画素数 約1000万画素
光学ズーム 3.8倍
記録メディア SDカード(SDHC、SDXC対応)、マルチメディアカード(MMCplus、HC MMCplus対応)
液晶 3.0型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)
最高ISO感度 1万2800
●撮像素子:1/1.7型高感度CCD(約1040万画素)●最大記録画素数:3648×2736●レンズ焦点距離(35mm判換算):28~105mm●開放絞り値:F2.0~F4.9●最短撮影距離:5cm●連写:最大1.9コマ/秒●動画:1280×720(23.976fps)●バッテリー:専用充電池(NB-6L)●サイズ:幅9.98×奥行き2.95×高さ5.84cm●重さ:170g(本体のみ)

●撮影モード:ジオラマ風●絞り:F2.8●シャッター速度:1/1000秒●ISO感度:80●焦点距離:6.9mm(35mm判換算:約32.2mm)(画像クリックで拡大)